イギリスの北西、グリーンランドの南東にある島国アイスランド。その首都、レイキャビクは島の南西端にあり、オーロラや地質観測だけでなく、温泉と地熱の町としても知られています。 そもそもレイキャビクという名は「煙たなびく湾」という意味だそうで、最初の上陸者が近郊の温泉から上る湯煙を炎の煙と見間違えて名づけた地名だと言われています。市内の暖房・給湯システムは地熱の熱エネルギーのみで維持されているほどの地熱地帯、町のあちこちに温泉プール施設があり、通常の家やホテルでもシャワーのお湯が全て温泉だったりするすごい町なのです。 |
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レイキャビクはとってもきれいでのどかな町。 人口が少ないせいか(首都圏全体でも18万人)、とってもゆったり余裕のある町でいい意味で首都らしくなくて素敵でした。写真はセンターの市庁舎前のチョルトニン湖。普通市庁舎や劇場といったら町の中心地で、もっとビルが色々建ってたりしそうですが、なんとも余裕のこの公園。鴨ものびのびしていました。 そんな素敵なアイスランド、着いてまずびっくりしたのが物価の高さ。バス初乗り400円、ポテトチップが一袋500円。なんでも日本の2~3倍の高さにくらくらしました。多分世界で一二を争う物価の高さじゃないでしょうか。 |
そんなレイキャビクの町外れ、海岸公園に温泉プールがある事を聞きつけて、早速いってみました。 が、冬なためクローズド。残念!でも、プールからの眺めは最高でした。 露天プールはここだけのようですが、町中には温泉施設がいくつもあるので、そちらに入ることにしました。夏に行く方は是非、眺めのよいこの露天プールに入ってみてください。 また、郊外の有名温泉リゾート、ブルーラグーンへも車で40分(シャトルあり)なので、そちらもお勧めです。 おまけ情報1: レイキャビクのユースホステルはきれいでお勧め、しかもシャワーのお湯は硫黄臭たっぷりの温泉でした(石鹸が泡立ちにくくて困るほど、でも幸せ~な温泉でした)。どうやら市内の給湯は9割以上(ほぼ全域)温泉のようです。 |
おまけ情報2: アイスランドの自然は本当に感動ものです!左はレイキャビクから半日ドライブでたどり着いた氷河の写真。島の南南東にあるのですが、このためだけにレンタカーして、大雨の中ひたすら走って事故って修理に8万円かかったけどそれでも良かったと思える風景でした。 また、氷河までの道には、こんな滝もありました(写真下)。 |
大地がまだ新しいアイスランドでは、雨水が吸収されることなく地表を流れ落ちるので、あっちこっちに立派な滝があります。 裏にまわれる滝やら、とんでもない大きな滝などなど。 他にも、オーロラはもちろん、間欠泉やユーラシアプレートとアメリカのプレートの接地点(断層のような場所)など、アイスランドは本当に地質・地形好きにはたまらない国だと思います。 見所は色々あるし、冬のため行けなかった温泉もあったし、また夏に遊びに行きたいなーとしみじみ思いました。 |