ベトナムで一番人気のビーチリゾート、ニャチャン。アジアンリゾートを思わせる藁葺屋根が並ぶ白い砂のビーチだけでなく、ベトナムらしいマーケットや寺院、青い小船が並ぶ漁港エリアがあったり、様々な顔を持つ面白い街でもあります。 そんな街の外れ、シックスセンスは、ビーチ沿いのアナマンダラホテルの中にありました。 ホテルは全室コテージ型で、平屋の小屋が広い敷地内に点在しています。その奥のスパは、緑によって外界と隔離されており、伝統的ベトナムスタイルで統一された癒し空間がひっそりと形作られていました。 スパ自体の敷地は大きくなく、全て藁葺き平屋建てのレセプション棟とシャワー棟、トリートメントルーム(これも一室づつコテージ型)が数棟、中央の池の周りに並んでいました。 |
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1: ニャチャンのビーチ、独特な形の藁葺き傘がかわいい! 海の向こうには、島丸ごとリゾート、Vin Pearl ResortのソフィテルホテルのあるHon Tre島が見えます。 2: 近代的なリゾートがあると思いきや、旧市街の漁港はまた別世界です。 川に浮かぶ小屋とスカイブルーと赤で揃った漁船がキュート♪ |
スパフロントで、まずはアンケート(体調や気になるところなど)を記入してお茶をいただきました。トリートメントの時間まで1時間近くあったのですが、せっかくなのでサウナエリアでゆっくりすることにしました。 中は予想外にこじんまりしていて、中央の蓮池の周りにコテージが点在しています。雑誌でよく見るリゾート特集の表紙のようで、雰囲気は中々よかったのですが、ちょっと一部詰めが甘いというか、隣のバックヤードの青いトタン屋根が見えたりする所があったのは残念でした。 |
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3: 中央の蓮池、その池の上に浮かぶように休憩エリアがあって、その奥には青い海! とってもフォトジェニックな造りでした。 4: トリートメント後は、池の上でお茶とフルーツ盛合せで一休み。 6種類ものフルーツをいただけるところはさすがベトナム!と満足でした。 5: 恐ろしく広いトリートメントルーム。日本ならこの広さの中で一家族が住めるのでは・・・ 6: トリートメントルーム横のテラスにはジャグジーが。ただ、特別メニューでないと使えないようで残念。 |
シャワーエリアは男女別に別れていて、中にロッカー、シャワー、サウナ(ドライとスチーム)がありました。時間があったので、高温のドライサウナと冷シャワーを交互に往復していたら、スタッフに貴方何!?と文句を言われてびっくり。普通はトリートメントの20分前に一回入るだけのようで、1時間前からゆっくり使っていたのをちゃんとした客か疑っていたよう。話したら分かってくれましたが、スパでこんな対応をされたのはちょっとがっかりでした。 トリートメントは、Mini Day Spa Escapeという155分のコースで、exfoliation、body、facialの3種類の組合せを選べるのですが、ベトナミーズハーバルヒーラー、ベトナミーズマッサージ、ナチュラルベトナミーズフェイシャル、というベトナムづくしでお願いしました。 セラピストは先ほどのスタッフをは違って非常に丁寧で、ベトナミーズマッサージにはカッピングもついてました。他は不思議な薬草のようなものを使ったスクラブとフェイシャルで、特にすごい効果が!というわけではなかったですが、十分リラックスできました。欲を言えば、もう少し英語が話せるセラピストだったら、せっかくの初ベトナムづくしについて、成分とかどういう効果がある、とか説明を聞けたのに・・・ということ位でしょうか。 |
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トリートメント後は、蓮池に浮かぶガセボのような小屋でお茶とフルーツを(写真8)。とにかくこの中庭の眺めは非常に心地よかったです。で、一息ついた後は帰るだけ。最後に挨拶とか、アンケートとか、トリートメントの説明とかがあるかと思いきや、何もなくちょっと拍子抜け。詰めが甘いなあ・・・、とまたも思った帰り道でした。 以上、施設としてはこじんまりとした隠れ家風でメニューもなかなかよかったのですが、他のシックスセンスに比べるとやっぱり接客の丁寧さが足りない所が残念なスパでした。やっぱり中国圏のベトナムで、柔かい接客を教えるのは大変なのかもしれません。またニャチャンでスパに行く機会があれば、次はヴィンパールリゾートの資生堂Qiスパかなぁ、と思っています。<2007.2> ニャチャンおまけ情報: ニャチャンに行ったらオススメなのは、漁港の上の丘に浮かぶように建つポー・ナガール寺院(写真7)。ここからの眺めは最高です。そして寺院から川を上った所にある、温泉リゾート、Thap Ba Hot Spring Center(写真9)。美肌効果のある滑らかな泥湯と温泉を楽しめるオススメスポットです。 |