世界遺産の自然が残る島、屋久島。 突然大粒の雨が降ったり、山に濃い霧がかかったり、神秘を感じる荒々しい自然の島の中には、映画もののけ姫の舞台モデルになったといわれる杉の森や有名な縄文杉があります。 そんな島内には、5つの浴場があり(湯泊温泉は別ページに)、地元の人の交流の場になっています。 まず、平内海中温泉ですが、干潮前後の2時間のみ海から現れるという珍しい温泉です。泉質は硫黄泉で海水と混ざっています。その珍しさから、今では1つの観光スポットとなってしまって、ゆっくり入れないのが残念なところです。 ![]() |
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屋久島の浴場のひとつで、唯一島の北側にある温泉です。海の近く、入り江の崖上にあるコンクリートで出来た小屋に、男女別の内湯があります。なんともうら寂しい感じの風景の中、ぽつっと建つ小屋が、なんとなく北端に来た、というような不思議な情緒がありました。 お風呂は小さな内湯のみでごく普通のお風呂。男湯が海側にあって、眺めがよいようですが、残念ながら女湯はいまいち。お風呂自体よりは、お風呂上りに外に出て海を眺める風景がいいと思いました。 温泉は、やや濁ってる?位のほぼ透明湯で無味無臭、温度は39℃ほどと適温でした。 ![]() |
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屋久島の浴場のひとつで、内陸川沿いにある古めの温泉です。 県道から少しはいった林の中にあって、屋久島の温泉の中では一番秘湯ムードがあるかもしれません。横の小川には蛍もいるらしく、畳の休憩所もあって、そこから川が見えるようになっていました。男湯からは川が見えるようですが、またも女湯からは見えない配置な所が残念でした。 お風呂は石を使ったコンクリート造で、大浦温泉同様、浴槽は2、3人用の小さな物です。お湯は硫黄泉を沸かしているそうで、透明でつるつるした感触がありました。 秘湯好きの男性にはいいかもしれませんが、正直かなり古くて清潔感は低めなので、きれい好きの女性にはお勧めできないと思いました。 ![]() |
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尾之間(おのあいだ)温泉は、屋久島にある公衆浴場の中で一番新しく、気軽に利用できる温泉です。 他の浴場が、古いコンクリの小屋だったり、海の中だったりするのに比べて、ここのログハウス風の外観は全く別物のようでした。ここなら、きれい好きな女性の観光客でも普通に利用できると思います。 男女別の浴室の中には、床にはめこまれたようなタイル張りの浴槽があり、透明な熱々の硫黄泉がたっぷり掛け流されていました。また、浴室横に源泉が流れていて、そこから洗面器で湯をすくって体を洗ったり出来るのが嬉しかったです(ただし源泉が50℃ほどでかなり熱いですが)。 ![]() |
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