ラスベガス、ストリップの一等地に建つ老舗ホテル、シーザースパレス。2006年に新しくスパが出来たということで行って来ました。 お台場ヴィーナスフォートのモデルでもあるフォーラムショップスに隣接したホテルは、館内どこにいても古代ローマを基本イメージベースにしたゴージャス感が漂っています。やはりスパにもローマ風呂がある、と聞いていたのでどんなにかローマ風な雰囲気のスパかと思いきや、意外にも洗練されたシンプルシックな内装の落着いた大人のスパが出来ていました。 |
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1: シーザースパレスのホテルロビー。ゴージャスローマンな像前で、記念撮影をする人もちらほら。 2: QUAスパのローマ風呂、雑誌などでは明るいローマ調に写っていますが、 実際は結構薄暗い落着いた雰囲気でした。 |
ローマのバスハウスを模倣してデザインされたというスパ、なんと4,645平方メートルというホテルスパにしてはかなり大規模な施設です。ホテルのテーマに合わせたローマ風呂をシンボルとしていますが、さすが名前にBathsとつくだけあってジャグジーが2ヶ所に分かれて4つ、サウナが3種(フィンランドサウナ、ハーバルスチーム、あと1つは全米初だという人口雪を使ったクールダウン室Arctic、ただ私が入った時は特に雪らしきものはなかった)ありました。 トリートメントルームは51もあり、ジャグジー付きスイートや、ヴィシーシャワー付の部屋など、とにかく設備は広く充実しています。ただ、それだけ大規模なだけに、比較的お客さん、セラピストの出入りが多く、そういう意味では多少落着かない感じはしました。 |
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3: サウナ横の温水ジャグジー。温度は38℃ほどですが、泡の刺激で結構温まります。 4: ウェイティングラウンジ、常に数名お客さんがいてにぎわっていました。 |
スパメニューはさすがに豊富で、マッサージはアロマ、ロミロミ、タイ、シアツ、リフレ、ディープティシューなど定番に加えて、男性用、妊婦用、チャクラを整えるというものなど独特のメニューもあり、フェイシャル、ラップ類も火山泥や茶泥、フィジー式など様々。設備がちゃんとしているだけあって、ヴィシーシャワーを使ったメニューもいくつかあります。 またちょっと変わっているのが、クリスタルボディアートルームという、スワロフスキーのクリスタルを使ってきらきら光るボディアートをしてくれるなんていうメニューも。マッサージでリラックスした後は、自分の体を携帯とお揃いにぴかぴかにしてまた町へ、なんていうリゾート的使い方が面白いなと思いました。 |
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5: シンプルきれいなシャワールーム、シャワーの種類も多くて使い方がちょっと複雑。 6: ジャグジーはライトアップされて幻想的。ただ暗いのでデッキチェアで本が読めないのがちょっと残念。 7: パウダールームは明るくきれい、アメニティの充実度は普通。 |
トリートメントは、このとき旅中で疲れ気味だったので、ディープティシューをお願いしました。担当のセラピストさんはなんと日本人でびっくり、わざわざ頼んだわけではないですが、さすがこの規模のホテルスパになると日本語を話せる人を用意しているのでしょう。日本で指圧を学んだ後にアメリカのあちこちのスパで働いた経験のある年配のセラピストさんでこれが大当たり、素晴らしい手技でしっかり癒されました。 以上、充実の施設と満足のいくトリートメントでかなり癒されたスパ、ラスベガスの数あるスパの中でもかなり上位の方に入ると思います。個人的には、雰囲気的にジャグジーに裸で入れるというのも嬉しかったです(水着を着ている人が少なかった)。 ジャグジーやサウナでゆったり体をほぐしつつ、ティソムリエがいるという(私はどの人がそうなのか分かりませんでしたが、そういえば確かにお茶の好みを聞かれたような)ラウンジで好みに合わせたブレンドのお茶をいただきつつ、ゆっくりとトリートメントを受けたい、少なくとも半日は時間をあけて利用したいスパでした。 <2007.10> |