ルアンパバーンは、ラオスの中北部、メコン川とカーン川の合流地点にある世界遺産の歴史ある街です。 「ラオスの京都」と呼ばれるように、町には沢山の寺院が並び、オレンジ色の袈裟をまとった僧侶達の托鉢行列が有名な、仏教国をしみじみ感じることができるルアンパバーン。お寺だけでなく、手工芸品のナイトマーケットや薬草サウナなど、観光ポイントが小さくまとまったとても居心地のよい町でした。 そんなラオスで一番の人気観光地は、1995年に世界遺産に登録されたおかげで観光客が急増、ホテルがやや不足状態にあります。早めに部屋をとらないと、センター地区内には泊まれないので要注意です。 |
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1: これが有名な早朝の托鉢へ向かう僧侶たち。朝6時半くらいです。 2: 町のいくつかある青空市、ここは主に食材が売っていたのですが、品揃えがすごかった! この写真の右手前の黒い物体は、なんとコウモリ。他にもモルモットのような動物とか蛇とか、どうやって食べるのか・・・ |
お寺あり、メコン川あり、きれいな織物あり、ととにかく雰囲気のよいルアンパバーンの町について書き出すと長くなるので、話を薬草サウナに戻りましょう。 フエサイなど各地にある赤十字サウナですが、ここが一番有名かつ大きめな施設です。地球の歩き方やロンプラにも載っているため、外国人客が多く、薬草サウナ初心者でも比較的入りやすいと思います。 木造二階建ての建物の2階に受付があり、更衣ブース、水シャワーとサウナエリアがありました。大きめの施設といっても、薬草サウナ自体の大きさは一緒、3畳ほどの小さな部屋が男女用2つで、休憩ゾーンは広かったです。 |
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3: 薬草サウナ前の休憩スペース、ここでやかんに入った薬草茶を飲んで涼みます。 2つ並ぶ木製の扉がサウナ入口、その奥がシャワー(水桶)です。 4: 市場で見かけた可愛い子供、店番中。 5: センターにある別の薬草サウナ。大きな?町なので、サウナは3軒あるそうです。 6: ラオスは手工芸品がとにかく素晴らしい!独特な刺繍や絹織物、タイなどより安くて質がよいのでオススメです。特にオススメは、ラオスの正装でもあるシンという巻きスカート。好きな布と飾りテープでオーダーメイドできます。 7: 郊外に行くと、日本の50年前にタイムスリップしたような風景が見られます。時代劇のセットのよう・・・と思いました。 |
薬草サウナの入り方は他の場所同様、岩盤浴とほぼ同じで、まずシャワー、サウナ15分位、外でハーブティーを飲んで5分ほど涼んで、またサウナ、涼む、というのを数回繰り返したら、最後はそのままで終わりです。たっぷりかいた汗と蒸気は薬草成分が含まれているのでシャワーで流さず、そのままテラスで乾かします。 ここやビエンチャンのサウナは、やはり大都市にあるだけあって外国人率が高く、サウナ内での英語での旅行情報交換が盛んでした。フエサイやパクベンのサウナは地元客だけだったので、日本人もいたのにはちょっとびっくり。 この町には、他にも数軒薬草サウナがあり、またSPAという名の観光客向けの施設もありました。観光で歩き疲れた体を温め癒すのには最適です。 しみじみと味があって、不思議な魅力のある町、ルアンパバーン。小さな町だし、強烈な遺跡などがあるわけではないですが、この居心地の良さはどこか日本と通じるものがあるからなのかな、と思ったりしました。派手さはないけれど自然と寺院の調和がきれいで京都的、そしてラオス人の柔らかな笑顔が印象的な素適な町でした。 <2007.2> |