HOME |  SITE MAP | CONTACT

Anam QT Spa, Saigon, Vietnam : heavenly-spring.com

Redcross Sauna, Huaixay

Redcross Sauna, Huaixay
フエサイは、ラオスの北西、メコン川沿い国境の小さな村です。
メインストリート(というか、道が一本しかない)沿いに数軒ホテルや食堂が並ぶ村は、端から端まで歩いても10分ほどの可愛らしい田舎町で、メコン川を挟んで向こう側に見えるのはタイです。アジアを周遊するルートの中タイ・ラオス間の旅行者に開かれた数少ない国境のひとつなので、何もない村の割に外国人が多いです。(ただ通り抜けるだけ)
そんな村の外れ、舗装されていない土道を少し北に行った所に赤十字サウナはあります。
ラオスの薬草サウナは生活に密着した健康法で、亜熱帯のタイとベトナムの間にありながら山間なためかなり冷えるラオスにおいて、唯一の暖をとれる癒しの施設でもあります。

★★
★★
★☆

★★
Huaixay, Laos          
料金 :  5000kip (≒60円)
行き方: 
フエサイへはルアンパバーンからメコン川を上ってスローボートなら2日、ジェットなら1日で着きます。または、タイのチェンマイからチェンコンへバスで4時間ほど、そこからボートで国境を越えたところにあります。
サウナはフエサイのセンターから川の上流に向かって中央通りを歩いて10分ほどです。
1. 2.
1: メコンの流れ。この川を下りたくてこの村に来たようなものです。
2: ラオスは敬虔な仏教国。オレンジの布をまとった修行僧があちこちにいます。
3: 赤十字サウナの外観、ルアンパバーンなどあちこちにありますが、大体木造2階建てが多いです。
4: 川沿いの村々の人たちにとって、ボートは貴重な流通経路。横を通ると荷物を預け、受取りに集まってきます。
サウナは、洋風の木造2階建ての別荘風な外観で、入口もサウナも2階にあります。(1階に釜があるので)
入口で入場料を払って中へ。パレオのような布を渡され、更衣室で布一枚だけになります。まずはシャワーを浴びて体をきれいにしてからサウナへ、と書いてありましたが、ラオスのシャワーは水なので、涼しい気候でとても無理!とそのままサウナに入りました。
サウナは、3畳ほどの床も壁も椅子も全て木で出来た小さな部屋で、足元から独特な薬草の匂いのするスチームが上がってきています。明かりはなく、湯気がもうもうとしているので、両手で両壁を触れるくらいの広さなのに、中に人がいるかどうかさえ見えないほど。とにかく強力なスチームです。

係の人に聞いた、薬草サウナの入り方は、岩盤浴とほぼ同じ入り方で、まずシャワー、サウナ15分位、外でハーブティーを飲んで5分ほど涼んで、またサウナ、涼む、というのを数回繰り返したら、最後はそのままで終わりだそうです。これだけ汗をかいたらシャワーですっきりしたいところですが、体についた汗や蒸気にも薬草成分が含まれているので、シャワーで流したり、拭き取ったりするのはもったいないそう。確かに終わったあと、自分の体から薬草の香がかすかにするのはちょっと嬉しかったです。また、時間に余裕があれば、ラオス式マッサージも頼めます。

3. 4.
メコン川沿いの村で地元の人たちと入るサウナは格別。ラオスの人たちはとっても穏やかで、どこか日本のおばあちゃんと話しているような気がしました。
ラオスの国自体、風土や生活(稲作中心で主食はお米)も昔の日本と似ているので、自然と人の性格も似てくるのかな、なんて思っています。

同じメコン川沿い、パクベンのサウナのように川を眺められないのだけがちょっと残念でしたが、本当に小さな村なので、他にする事もないし、是非ここを通るときは試してほしい薬草サウナでした。 <2007.2>

おまけ映像 : メコン川の国境越え風景
タイからメコンを渡ってラオスに着くまで、なんとボートでたった3分でした。その全様子をどうぞ。
※再生(左下の△)ボタンで映像が始まります。