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小菅の湯 多摩源流 小菅温泉 : heavenly-spring.com

小菅の湯 多摩源流 小菅温泉

小菅の湯 多摩源流 小菅温泉
小菅の湯は、東京と山梨のちょうど境目の山梨側にあって、山に囲まれた小菅村にある日帰り温泉施設です。
東京近郊の森林ハイキング・アウトドアスポットのひとつである奥多摩周辺において、ハイキングの前後の寄り道向け観光施設になっています。周りにあまり目立った温泉がないせいか、また奥多摩湖から近い場所のせいか、年間10万人ほどの利用があるそうです。
1994年オープンのまだ古くない施設ですが、2004年にリニューアルして、五右衛門風呂や源泉水風呂などが新設されています。

★★★☆
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北都留郡小菅村3445
0428-87-0888
URL : http://www.vill.kosuge.yamanashi.jp/kosugenoyu/
入浴料金 :  600円~
行き方: 車なら奥多摩から30分、青梅ICから411号を80分ほどです。電車利用なら、中央本線の奥多摩湖駅からバスで1時間、上野原駅から1時間20分です(どちらも本数が少ないので事前チェックを)。
入口外観、やや洋風な山小屋風です。
よくある町営のこじんまりした日帰り温泉かと思いきや、予想外に広い施設内には、浴室と休憩室(貸切個室もあり)、レストラン、マッサージルーム、売店などがゆったりと点在しています。物産品の販売所があったり、食事処では、地元でとれた雑穀を使ったメニューを提供したり、小菅村のPR的施設としても利用されています。
敷地内には、平屋の建物が中庭を囲むように丸く配置されています。
あちこちにハーブや花などが植えてあり、手入れがしっかりされていました。
広々したロッジ風のエントランスロビーから入って、レストランや休憩室、宴会場などの色々な施設が縦移動なくアクセス出来るよう、横にのびやかに連なっています。土地があるからこそできるゆったりとしたプランです。
さて浴室ですが、広々木造のロッジ風な造りの中に、温泉浴槽、ジャグジー、寝湯、源泉水風呂、打たせ湯、サウナがありました。
露天には、五右衛門風呂、岩風呂、イベント風呂の3つがあります。

温泉ですが、なんとPH9.98という高い数値のアルカリ性単純泉です。周辺にある温泉の無色透明な湯とは違い、やや白濁していて少しですが硫黄臭がしたのにはびっくりしました。
また、各成分の含有数値は低い(=単純泉)ながら、H+だけはやたら高い(=PH高い)というのは非常に珍しいそうです。
浴感はマイルドながら、しっかりとお肌はつるつる、かなり個人的にかなりいい湯だと思いました。
また、温泉自体の質もさることながら、それぞれの浴槽に、温度差や素材の違いがある所が素晴らしいと思います。露天は塀に囲まれているので、特別眺めがいいわけではありませんが、さほど混んでもいなくて広々しているので、十分開放的でした。また、温度が低くても、源泉そのままの湯がある点も嬉しかったです。
左 : 広々した宴会場
他にも宴会の出来る色々サイズの部屋があります。

右 : 休憩室
しっかりと暗く布団を敷いてあるので、爆睡は確実です!夜中も営業していたら、確実に山小屋状態でしょう。(実際は午後の6時、7時にクローズです)
以上、人口1000人ちょっとの村にある日帰り施設と思っていくと、いい意味で予想を裏切られる、意外に広くて、色々便利なサービスが盛り込まれたお勧め日帰り施設でした。ドライブ中やハイキング後にゆったり休憩室を使えるのもポイントが高いです。そしてなによりも、お風呂に工夫が見られ、独特の強アルカリのお湯は肌に心地よい、好印象の温泉でした。近くを通ったら一度立ち寄ってみて損はないと思います。  <2006.4>