東急田園都市線、渋谷から4駅の桜新町にある温泉銭湯、栗の湯に行ってきました。 世田谷の静かな住宅地、桜新町にあって246沿いのやや騒々しい場所にある栗の湯は、煙突のある昔ながらの銭湯で、横には桜並木の小川が流れています。春にはちょっとしたご近所花見ポイントになりそうないい場所です。 破風造りではないにしても、脱衣場には懐かしい藤のかごがあったり、中はしっかり古き良き雰囲気を漂わせています。 浴室は、天井が高くて、手前に洗い場、奥の壁沿いに浴槽という定番の形です。壁絵は滝、鮮やなタイルペイントでした。浴槽は3つに小さく分かれいて、白湯のジャグジー(座湯)、ガリウム石温浴泉と、温泉浴槽があります。 |
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3つの浴槽それぞれは2、3人入ればいっぱいな大きさです。座湯は座った姿勢で胸までの深さがあり、背中と足裏、ふくらはぎの8ヶ所にジェットが当たるのがよいと思いました。 ガリウム石浴槽は、ガリウム原石?とやらを通してお湯が浴槽に流れ込んでくるのですが、ラジウム泉と同じ効果があるそうです。 |
温泉は、黒湯でなくメタケイ酸のお湯、茶色く透明で他の東京の温泉とは全く違います。ナトリウムや塩化物イオンはあまり入っていません。 | |
あとは、とにかく熱い!44~45℃ほどで湯質がどうのという間もなく、熱くてゆっくり温泉に入っていられないのが残念でした。他の温泉でない浴槽は42℃ほどです。 他はサウナ(別料金150円)がありました。ほぼ一人用に近いコンパクトなフィンランドサウナです。 以上、ちょっとかわったお湯の温泉銭湯でした。面白い泉質なのですが、熱いことと、ジャグジーにしてしまっているので、ちゃんとお湯を楽しめないのが残念でした。 <2006.2> |