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加仁湯 八丁の湯 奥鬼怒温泉 : heavenly-spring.com

加仁湯 八丁の湯 奥鬼怒温泉

加仁湯 八丁の湯 奥鬼怒温泉
奥鬼怒川温泉、加仁湯は、駐車場から1時間以上歩いていかないといけない山の中の秘湯の宿です。
渓流沿いに建つ客室数52の中規模旅館には、鉄筋の4階建て本館と、木造2階建ての別館(こちらの方が少し高い)があります。ここの一番の特徴は、源泉を5つ持っていて、全てのお風呂で加水・加温なしの源泉掛け流しを楽しめる点。しかもきれいな白濁の湯、露天風呂の眺めも開放的です。
また、温泉好きにはなぜか有名で、名前のインパクトって大切だなと思える宿でもあります(蟹とはなんら関係ないようですが)。

★★★★
★★★★
★★★☆
★★★
★★★★

塩谷郡栗山村大字川俣
0288-96-0311
URL :  http://www.naf.co.jp/kaniyu/
入浴料金 :  600円
行き方: 車なら、鬼怒川温泉から会津方面に向かい、川治温泉から県道23号に入って女夫渕へ、そこからは一般車両は通行できないので、駐車場に車をおいて遊歩道ハイキングコースを1時間半ほど歩くか加仁湯送迎バスを利用します。電車利用の場合は、鬼怒川駅から女夫渕行きバスが1日4本出ています(終点下車、以降車でのアクセスと同じ)。
左写真: 加仁湯、正面外観
奥鬼怒川の川沿いにあって、建物も味がある山の湯治宿風、館内には囲炉裏などがあってのんびりするには最高だと思いました。
館内には、内湯が男女各1つ、露天が混浴3つと女性専用1つ、貸切湯が3つありました。どこも温泉は素晴らしい白濁湯、硫黄を含んだ温泉なため、銀の指輪がきれいな黒光りする酸化銀に早変わりして友達が衝撃をうけていました。
素敵な露天、温泉の濁りかたは、気温や気圧で変わるそうです。
露天風呂はどれも広々とした岩風呂で、屋根もかかっているので雪の日でも気軽に雪見風呂が楽しめます。女性専用と混浴の露天はさほど雰囲気は変わらないので、あえて男性用と化した混浴に行かなくても十分満足できます。
また、小さく区切られた混浴露天もあって、その名も「ロマンの湯」。カップルに嬉しいほぼ貸切状態の湯です。予約が必要な貸切湯は宿泊者専用、こちらはちゃんと塀で囲まれた小さな露天風呂でした。
内湯はタイル張り、デザイン的には凝ったところのない普通の浴室でしたが、なにしろお湯がいいので、純粋にお湯の香りと湯気を楽しめるいいお風呂でした。
以上、とにかく周りには清流と緑の山のみの自然の中、開放的な露天で濃い白濁湯を楽しめる、それだけで納得のいい宿でした。 <2001.11>

加仁湯 八丁の湯 奥鬼怒温泉

加仁湯 八丁の湯 奥鬼怒温泉
奥鬼怒川温泉、八丁の湯は、駐車場から1時間以上歩いていかないといけない山の中の秘湯で、加仁湯から川下に300m下ったところにあります。
広い敷地内に建物が点在するような横平面的な宿で、木造の2階建て本館には客室が16室、川沿いに並ぶログハウス棟には17室あります。敷地内に、内湯が男女各1つ、露天風呂は混浴が3つと女性専用が1つありますが、それぞれがやはり点在しているところが面白い宿です。露天は、滝の横、少しだけ離れた丘の上、滝の下にあって、どれも何も囲いのないとても開放的なもの(というか、周りから丸見え)。それぞれはそれほど大きくないので、貸切のような気分で、独特な眺めの露天を楽しめます。

★★★☆
★★★☆
★★★☆
★★★
★★★★

塩谷郡栗山村大字川俣876
0288-96-0306
URL :  http://www.8tyo-no-yu.co.jp/
入浴料金 :  500円
行き方: 車なら、鬼怒川温泉から会津方面に向かい、川治温泉から県道23号に入って女夫渕へ、そこからは一般車両は通行できないので、駐車場に車をおいて遊歩道ハイキングコースを1時間半ほど歩くか送迎バスを利用します。電車利用の場合は、鬼怒川駅から女夫渕行きバスが1日4本出ています(終点下車、以降車でのアクセスと同じ)。
左写真: 本館と右奥に見えるのが、露天横の滝
滝の横、高い位置にある見下ろせる露天は、とにかく眺めが良く、とてもいいお風呂なのですが、湯船が小さいのと無色透明湯の混浴なので、女性には入るタイミングがやや難しいです。(タオル一枚の状態で、みんなから見上げられる位置にある急な階段を登らないといけないので)
お湯は、無色透明の単純泉で、敷地内の山肌から湧く源泉が8ヶ所あるそうです。どこも加温・加水なしの源泉掛け流し、しかも汲み上げでなく自噴温泉というのはとても貴重な温泉です。
宿としては、本館は懐かしい山小屋の和室で、ログハウス棟は川の眺められるキャンプ場のコテージ的な気軽な雰囲気です。ログハウス部屋はちょっと広めなので、数人で泊まってもいいのですが、料金は何人で泊まっても1人あたりの金額で同じようです。また、食事は休憩室のような広い食堂でしますが、そこでいただく田舎料理はしみじみと美味しかったです。

以上、敷地全体として、独特の手作り感の漂う宿は、旅館というよりは緑に囲まれたキャンプ場、といった印象をうけました。秘湯の会に登録されていますが、他の登録旅館とはまた違った雰囲気で、例えば数寄屋造りや藁葺き屋根の秘湯宿を期待しているとちょっと違うかもしれません。とはいえ、滝を横に見ながら、宿を見下ろしながらの高台の露天風呂の眺めは格別、是非紅葉の季節や、雪見風呂でもう一回入ってみたいと思っています。 <2001.11>