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スパリブール横浜 : heavenly-spring.com

スパリブール横浜

スパリブール横浜
スパリブール横浜は、2006年3月に鶴見にオープンしたバリ風の大型温泉施設です。
バリ風の施設ということでアジアンテイストなホテル風建築を想像していったら、外観はまるでオフィスビルかスポーツジムのようでちょっと意外、何か別の施設への転用を考えているのかと思います。ただ、一歩中に入ればいきなりアジアン民具が並ぶバリ空間になっていました。
ビル全体がスパ、ということで、1階から5階まで色々なサービスが入っているのですが、ターゲットは女性、とういことで各種トリートメントや岩盤浴もあり、2006年11月にはハーブテントやゲルマニウム、O2カプセルなどを並べたヒーリングルームも出来ました。もちろん、レストランや休憩室といった定番のサービスも行っています。

★★★
★★☆
★★★☆
★★☆
横浜市鶴見区獅子ヶ谷2-39-18
045-575-7573
URL :  http://www.libur.co.jp/
入浴料金 :  1890円
アクセス: 鶴見と綱島と新横浜のちょうど間にあり、綱島か新横浜からバスで駒岡車庫、駒岡不動尊前、師岡町停留所下車すぐです。
車なら、環状2号線沿いにあるのですぐ分かります。
1. 2.
2階にあるバリ風茅葺屋根のかかるフロントでチェックイン、横にあるロッカールームで館内着に着替えます。ここからすぐお風呂ではなく、一回館内着に着替えてお風呂のある4階に移動します。その途中、3階にはばりばりバリ風なレストランとヒーリングルーム、インターネットコーナーなどがありました。

浴室はべたな男女別の大きな暖簾をくぐって脱衣所へ。ここでまたロッカーに脱いだ館内着を入れて浴室に入ると、目の前にバリの石堀彫刻を使った掛け湯が。そのリゾーティーさにちょっと心が躍る一瞬でしたが、他は入ってみれば、普通のきれいなスパのお風呂という感じでアジアンテイストではなかったのはちょっと残念でした。
内湯には、源泉黒湯浴槽と、普通の広い浴槽、白湯、ジェットバス、水風呂とドライサウナが。内湯横のテラスといった感じの露天エリアには、石積みの浴槽と、1人用の陶器風呂が2つありました。
1: 木彫の飾りが素晴らしいレストラン入口。ここまでこだわるなら、絨毯をもうちょっと選んでほしかった…
2: 屋上テラスには足湯が。気持ちがいい造りなのですが、
   隣の大型パチンコ屋が見えてしまうのが残念でした。

3. 4.

温泉は、いわゆる黒湯、ナトリウム炭酸水素塩泉で、お肌がすべすべする気がする湯でした。ただ、あまり温泉に関する標記はなく、大きな浴槽はちょっと泡がういていてあまりきれいでなかったり、お湯に対する思い入れというか、管理が悪いんでは?と思えてしまうところがあったのは残念でした。ここのお風呂は、温泉をゆっくり楽しむ場所というよりは、体をきれいに洗って岩盤やマッサージという他のサービスの前にちょっと温まる場所、という位置付けのようです。
ちなみに露天風呂は壁に囲まれていますが、しっかり黒湯を楽しめます。また、ドライサウナは段々の幅が広くて、ごろごろと寝っころがれる造りだったのは面白かったです。
3: 丸い石を積んで作られた露天風呂、空だけがぽっかり見える造りになっています。
4: 内湯は大きな窓があって明るく天井も高いです。普通にシンプルきれいな浴室でした。

5: 露天にある陶器風呂、1人づつ掛け流しなので温泉ではないけど、ここがお気に入りでした。
6: バリ風岩盤浴の部屋、みな館内着でぐったり寝ています。
7: リラクゼーションルームにはTV付のリクライニングチェアが。席からドリンクオーダーもできるようです。
   ただサービス機能的には嬉しいのですが、雰囲気がここだけいきなり現代風なのが残念でした。
5. 6. 7.

お風呂から上がったら、マッサージ、トリートメントを受ける、レストランで食事、またはリラクゼーションルームでお昼寝、もしくは岩盤でもうひと汗、という流れになります。
マッサージは、バリ風・タイ風・日本風とフットケアがあって色々選べるのですが、予約受付がばらばらなのには困りました。単価10分1,000円ちょっとという値段設定はスパにしてはリーズナブルだと思います。また、レストランはランチは基本ビュッフェで1500円、品数もそこそこあるので休日の優雅なランチにはちょうどお手頃です。夜はアラカルト、アジアンだけでなく和風・洋風・韓国風と色々なメニューがありました。テーブル席だけでなく、まったりお座敷というか、ローテーブルにソファーが並ぶエリアがあって、ごろごろと和めて良かったです。

5Fには、バリ風岩盤浴と足湯のあるテラスがあります。岩盤は部屋全体が床暖房で暖まっていて、それほど暑くなく、でも寝ているとじんわりと汗をかく感じ、サウナ苦手な人や、ゆったり休みながら汗をかきたい人には最適だと思いました(ただ、何がバリ風だったのかは不明なままです、単純に内装がバリ風だからだとしたら安直すぎる・・・)。また横にはHatiHatiバーという、リゾートのプールサイドにあるような小さなカウンターバーがありました。
8: 吹き抜けの中、エスカレーターで各階を移動します。
   中央右は、フットケア+酸素バーをやっているお客さん。
9: お気に入りの石彫りの掛け湯。
10: レストランのローテーブル席。体が埋もれるような大きなソファーに寄りかかってお食事をいただけます。


9.

8.10.

館内全体に色々なサービスを詰め込んでいるスパリブール、1日過ごせる大人のための温泉スパでした。
かなり充実の内容にもかかわらず、お客さんが少ない(いつも空いている)のは、やはり綱島や新横浜、鶴見という各駅の中間にあってアクセスが悪いという所が大きいのでしょうか。横浜には、近くに似たような内容の万葉倶楽部があるし、まだまだ認知度がないせいもあるかもしれませんが、全体的にもう一歩感、中途半端感があったのも否めませんでした。

館内はすごくきれいだし、よく出来てるのですが、わざわざ遠くからもう1回行くかというと微妙。というのも例えば、バリ直輸入の家具類を置いているとはいえ、それが置いてある床はオフィスっぽいフロアシートだったり、せっかくの黒湯が湧いていても水質管理がいまいちだったりなんとなく中途半端なのです。ただ、これだけ施設が充実していて岩盤浴も無料なので、近くに住んでいる女性にとってはとても嬉しい施設だと思います。
個人的には、女性向けのきれいな温泉スパということでとても好きなので、もうちょっと頑張ってほしい!さらにバリ風に進化してほしいと思う今日この頃でした。 <2006.11>