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出石温泉 ウインブルドン 湯元館 : heavenly-spring.com

出石温泉 ウインブルドン 湯元館

出石温泉 ウインブルドン 湯元館
出石は平山城の城下町として基盤目状に整備され、その様子から但馬の京都と呼ばれている観光地です。旧出石藩のこの町、なんと「古事記」「日本書紀」にも名前の見える歴史の古い町だそう。
ちょっとした町歩きが楽しい、趣ある歴史街ですが、温泉に入れる場所が3ヶ所、この湯元館(宿泊施設ウィンブルドンの敷地内)と、町営の「乙女の湯」、そしてコウノトリ・グランドホテルがあります。
乙女の湯は、お風呂に露天やサウナ、休憩室、売店などがあるよくあるきれいな和風町営日帰り温泉で、グランドホテルは宴会場や結婚式場もある大型ホテルで、タイル張りの大浴場が温泉です。そしてここウインブルドンの湯元館は、ひっそりとした日帰り温泉で、休憩所や食事処などはついていないシンプルなお風呂のみの施設ですが、それ故に静かにお風呂に入ることができました。

★★☆
★★
★★☆
★★★
★☆

出石郡出石町福住1217
0796-52-2871
入浴料金 :  300円
行き方: JR八鹿、江原もしくは豊岡駅から全但バス出石行き終点下車、駅からは徒歩15分ほど。車なら、播但連絡道路和田山ICから、国道312・9号経由で約40分。福知山ICからなら国道9号線、426号線経由で1時間ほどです。
写真の中央に写っている、日本最古の時計台である辰鼓楼は、藩士の登城時刻である辰の刻(朝8時)を知らせる太鼓櫓でもあったそう。他にも昔ながらの街並みや町屋が味があるのですが、なによりの観光資源は「出石皿蕎麦」!ひきたて・打ちたて・茹がきたて、という3たてが信条の出石皿蕎麦は、白磁の出石焼にもられて5皿で1人前という伝統的スタイルが面白くて、沢山のお店が切磋琢磨しているだけあって美味しかったです。
町の中心から外れて出石川を渡った反対側に出石温泉はありました。
ウィンブルドンという宿泊施設の経営で、横に同じ経営の蕎麦やさんもあります。

古びたソファーとテレビがおいてあるリビングのような、親戚の家におじゃましに来たようなロビーから脱衣場に入って嬉しいびっくり。予想外に新しく気持ちのいい浴室なのです。浴室部分だけここ数年で増築したのか、特に露天風呂は新しかったです。
上: 内湯と露天風呂の様子。とにかく内湯、露天ともに小さいながら庭の眺めがよく(定員5人程度)、天井も高くていいお風呂でした。

温泉はお肌がすべすべする感じで、かすかに黄色みを帯びた透明の湯、ナトリウム炭酸水素硫酸塩泉です。日本三大美人の湯として知られる和歌山県龍神温泉の泉質と近いそうで、確かにつるつるいいお湯でした。
銭湯代りといった感じに平日の昼間なのに結構人が入ってきて、でも回転が速く、体を洗って少し温まったら出て行くような、気軽に利用できる温泉でした。
近くにあるべたな町営の乙女の湯もいいですが、300円という銭湯より安い金額で、つるつるの温泉が楽しめるこの隠れ家的施設、出石観光の合間にふらっと寄るにはとてもいい温泉だと思いました。 <2005.1>