ホテルいずみやは、いわき湯本駅から近く路地を入ったところにある、落ち着いた雰囲気のこじんまりした宿です。 いわき湯元温泉は、毎分5トンの豊富な湧出量を誇り、別名「三函(さはこ)温泉」 とも呼ばれることから、この公共浴場の名前にもつけられています。道後温泉、有馬温泉とともに日本の三古泉として古くから知られ、戦国大名や文人らも多く訪れたそうです。 そんな温泉街には、沢山のホテルがあって、日帰り入浴をしているところも多いのですが、時間制限があったり色々で、たまたまここのいずみやさんにお世話になりました。 |
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懐かしい感じの、やや古い温泉ホテルのお風呂は内風呂1つだけ。特に大きいわけでも眺めがいいわけでもない普通のお風呂なのですが、かけながし度合いがよくってとても気持ちよいお風呂でした。 10畳ほどの浴槽にどぼどぼと流れ込み、その分だけ浴槽のへりからお湯が流れ落ちて風呂場の床を流れる様は、温泉の自然な姿のすばらしさを感じさせます。誰も入っていない時間もずっとこうやってお湯が流れ続けているのかーと思うと本当に贅沢な気分。 変に浴槽を大きくすることなく、緩やかなお湯の流れを感じることのできる湯量にあったサイズ(5名でいっぱい)にしてあることが好感の持てるお風呂でした。 |