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浦安温泉 湯巡り万華郷 : heavenly-spring.com

浦安温泉 湯巡り万華郷

浦安温泉 湯巡り万華郷
湯巡り万華郷は、舞浜に06年2月25日にオープンした大型温泉施設です。
大江戸温泉と同じプロデューサーによる施設で、ファミリー層・観光客向けの娯楽系の内装は、今回は江戸でなく大正ロマンをテーマにしています。
なんと敷地は約10000坪、お風呂も男女別の広々内湯・露天エリアと、水着を着て入る混浴エリアがあります。
それだけの大規模施設なので仕方ないのですが、これがまた不便な場所にあって、つい送迎バスに乗り遅れたら、1時間待たないといけませんでした(1時間に1本~3本)。着いてみて納得、新しく開拓した埋め立て地の端にあって、道がこの施設の前までで行き止まりでした。

★★★
★★★
★★★☆
★★★☆

浦安市日の出28-2
047-304-4126
URL :  http://www.yumegurimangekyo.com/
入浴料金 :  2300円
行き方は、送迎バスが浦安駅・新浦安駅から出ています。公共のバスは、JR京葉線・新浦安駅より「パーム&ファウンテンホテル」行で「ベイパーク」下車・徒歩約2分です。車なら国道357号線・浦安ICより約8分です。
大江戸温泉は、いかにもな唐破風だったのに比べて、建物は意外にそっけない外観、他施設に転用することを前提としているよう。
そんなシンプルな入口を入ると、そこは一気に大正ロマンべたべたな世界でした。壁は大柄な花模様だったり、雲形ちょうちんがぶらさがっていたり、浴衣は4種類から選べました。外国人観光客は嬉しいだろうなと思います。

下駄箱に靴を入れてゲートにいくと、ぽんとロッカーキーを渡されて、あちらで浴衣を受け取ってください、とだけ。浴衣カウンターに行くと、どれにするかと聞かれて選んで渡されるだけ。全く館内説明がなかったのがびっくりしました。ちなみに館内の清算は全てロッカーキーのバーコードで行うので館内キャッシュレスです。
↓写真は休憩室。
女性専用と共用のスペースに、
リクライニングシートが並んでいます。
非常にシンプルな空間で、部屋と椅子だけ。テレビを見るか、昼寝するかしかありませんが、お風呂後にぼーっとするにはいいスペースです。

また、宴会場の方に、ただマットがひいてあるごろ寝スペースもありました。皆爆睡しています。
レストランは、和食・焼肉・中華・麺類と分かれています。

宴会場は大きさ色々、2人用の小さな個室から、何十人用の大きなものまでありました。
写真上右 : 個室は2階にあるので、窓からは大正ロマンな町並みを見下ろせる角部屋はいい感じ、と思いました。ちなみに和食の味は普通、冷凍も使いつつの簡単クッキング系、町中のチェーン居酒屋的でした。

写真下左 : ロビーから男女別の暖簾をくぐると広ーいロッカールームがありました。
にしても、大正ロマンやりすぎと言うか、なんともど派手な模様入りロッカーが。これはある意味個性的でびっくりしました(幅の狭いラクーアタイプのロッカーです)。まだ新しいからいいですが、これが古くなったら辛いだろうな・・・と余計なお世話ですが心配になってしまいました。
特注で作ったこだわりのロッカー。
横には長細いパウダールームが連なっていました。

内湯に入るといきなり洗い場がずらーっと並びます。横20ブース×3列が並んでいます。
洗い場でちょっと残念だったのは、シャンプーが安い物だったことと、シャワーが節水タイプでしかも7秒で止まってしまうこと。なんとなくちゃんと流せたような気がしなくて気持ち悪かったです。

1. 2.

1: 内湯は広々、天井の高い体育館のような広間にぽつぽつと湯船が沈んでいます。
2: 露天風呂も広々、でも各浴槽はあまり広くはありませんでした。
内湯の浴槽は、ジャグジー・寝湯・香をつけた浴槽が3つ、水風呂と温泉浴槽はひとつだけでした。サウナはドライとスチームがあります。温泉は、東京周辺でよくある茶色い食塩分の強い塩化物ナトリウム泉、つるつる感がありますが、そのままにすると皮膚がかゆくなる塩の強い湯です。結構強いお湯で、匂いがかなり強いのが(塩素ではなく、つんと鼻につく匂い)ちょっと個人的には好きになれませんでした。香のつけた湯はどピンクだったり、バスクリン風蛍光黄色だったり人工的、ちょっとノリは健康ランド的ですが、ターゲット層がファミリーと思えばまあ納得です。

露天風呂も広々、でも不思議なスペースが広いだけで、浴槽自体は結構小さかったです。こちらも温泉浴槽は1つで、他はゲルマニウム湯(本当にゲルマニウムが入っているのかは不明)、ハーブ湯、瓶湯がありました。偽岩がごつごつする不思議な造りは、夜は鬼押し出しっぽい雰囲気でちょっと面白いと思いました。(地獄風)
3. 4.
3: 混浴プールエリア、広々庭園風です。
4: 内湯から露天方面に廊下を歩いていくと、目の前にどーんと岩山と滝が!これにはびっくりしました。
混浴エリアの目玉、唯一の温泉浴槽、源泉館。
櫓風に高くなった浴槽が気持ちよく、ぼーっとするのにはいい場所です。

写真下左 : 混浴エリアの夜は松明がたかれて雰囲気よいです。
デートにおすすめ!ラブラブカップルも多め。
他は、炭酸泉と亜細亜の湯は雰囲気がよくてお気に入りとなりました。また成田が近いので、飛行機がよく飛んでいて、広々庭園で露天に浸かりながら夜空を眺めるのも気持ちよかったです。
写真右 : お風呂から戻った後の、お気に入りスポットとしては、コタツ部屋があります。
本当はキッズルームなのですが、その落着き具合が人気で大人がいっぱい利用していました。アニメの流れるテレビと漫画がおいてありました。
マッサージ類は、バリ風、リフレ、按摩系、中国系、タイ古式、インディアンヘッド、アカスリと選べます。色々あるように見えて、結局は2社が2階の区画を分けている形で空間に変化がなく、ベッドは沢山ありましたが、まだまだ稼動してなかったので、ラクーアのように何時間待ち、というのはありませんでした。また、広場の一角で、ネイルケアと占いのコーナーもこそっとありました。

以上、まだまだ出来たばかりの浦安温泉でしたが、ここはあくまで癒しの場ではなく、アミューズメントパークだなという印象です。
バーデのような癒しスポットやゆったり和めるスポットがないので、一人で行くと結構退屈、友達や家族とわいわい遊びに行くことをお勧めします。それさえ注意すれば、広々した露天プールエリアは気持ちよいし(空が広くて成田が近いからか飛行機がよく見える)まあ悪くない施設だと思います。
あと、宿泊するなら人数に関係なく部屋単位の金額なので、グループで安く泊まりたい時にも有効です(入館2300円+深夜料金1680円+部屋料2000~2500円で6000円ちょい)。ただ、広さも10000坪という割に大してすごいとも思えず、サービス内容も、もうちょっと大江戸のような遊び要素などがあればいいのに、と残念な気もしました。
雰囲気は大正ロマン風にあちこち派手に造っていますが、実際内容は、お風呂とレストランと休憩室とマッサージ店舗と貸し部屋のみ、という非常にシンプルな施設でした。 <2006.3>