長生天然温泉、太陽の里は、九十九里のちょうど真ん中らへん、一松海水浴場すぐ横にある温泉施設です。 九十九里近辺に6軒のレストランを運営する会社が運営していて、宿泊施設もついている大型の施設です。2006年7月にリニューアルした館内には、お風呂、休憩所、レストランといった定番の施設に加えて、大宴会場や宿泊用の個室、各種マッサージやゲームセンター、シアタールームなどが入っています。 他施設と比べての特徴的な点は、砂風呂があるところ、宴会場で1日3回演劇やショーをしているところ、コテージ型の宿泊施設が隣接しているところ、屋上にプールがあるところなどです。色々なテナントや個人商店のような店舗が入っており、地域の商業娯楽店舗が集まったような施設だと感じました。 |
|
1. | 2. |
1: 九十九里の一松海岸。海の家が数軒あるだけののんびりした海岸です。 2: 広々したロビーに団体客やファミリーがわいわいしています。 3: 宴会場がとにかく広くて、でも人がいっぱいでびっくりしました。 地元民の憩いの場になっているようで、昼間っから飲んでいるお客多し。 4: 宴会場では、大衆演劇が1日3回もやっています。 わざわざ見に行く機会もない、べたな人情物時代劇を見れたのは妙に嬉しかったです。 5: 施設前に建つ、海鮮バーベキュー&地魚 「漁火亭」 新しくテラスもあるコテージ風のお店は雰囲気よかったです。 |
3. | 4. | 5. | ||
フロントで入館料だけ先払いして、ロッカーキーをもらいます。お風呂はロビーすぐ横、男女別に内湯+露天風呂があります。 内湯は、白湯の浴槽が4つとサウナが2つ(高温と塩サウナ)があり、広々した庭園風露天風呂エリアには、温泉のヒノキ風呂と岩風呂2つ、白湯の樽風呂と打たせ湯、海洋水風呂がありました。 泉質は、ナトリウム炭酸水素塩泉、結構濃い茶色透明の湯で、コーヒー風呂といった感じ。透明度は0.4ほど(40cmで見えなくなる)。塩気はそれほどなくいい湯でしたが、岩風呂は泡立っているのがちょっと気になりました。また、海洋水風呂は、やや黄色い透明な湯でなめらかな肌触りでした。 なにしろ広々して空が開けた庭に並ぶ浴槽が気持ちよく、岩風呂からは湯が流れ出ているのが良かったです(でも循環はしています)。 |
6. | 7.> |
6: 内湯はタイル張りのシンプルな造り、洗い場の一人当たりの面積が広いのがよかったです(写真12)。 7: 海洋水風呂は、庭の奥にあってまったりスポットです。 8: 黒い湯のヒノキ風呂には屋根がかかっているので雨でもOK 9: 屋上のプールでは、九十九里の海岸が目の前いっぱいに広がります。 普通のプールと、温かい小さなプールがありました。 |
8. | 9. |
10: 敷地の中の広い駐車場周りには、パステルカラーのコテージやペンションが並んでいました。 まるでムーミンハウスのようなコテージも。 11: コテージ以外にも、露天風呂付きの離れ「松風庵」は5棟ありました。 1軒づつデザインが違うのが面白いです。 1泊2食付で25,000円~というのにはちょっとびっくり。 建物の中はいい雰囲気でも、目の前は太陽の里と駐車場という環境でこの値段は高いと思いました。 |
11. |
||
10.12. |
1日のんびりできる広さと施設は、家族で遊びに行くにはいい場所だと思いました。ただ、横の海で泳いだから、シャワー代わりにふらっと温泉でお風呂だけ入りたい、なんて使い方するにはちょっと値段が高いので、やっぱり半日くらいのんびりしに行く場所だと思います。 また、基本的にサービスも色々あっていい施設なのですが、地方ローカルムードたっぷりで、昼間から飲んでうでうでになっているおじさんたちも多かったり、どちらかと言うと女性向けの施設ではないかなという感じはしました(仮眠室は一応男女別れていますが、おじさんが入ってきたり、ちょっと安心できない感じだったり)。後は、食べ物がまずいのも残念、お刺身は冷凍が解凍できてなくて冷たかったり、本業で飲食店経営をしているのだから、もうちょっとなんとかならないかな、と思いました。 以上、多少ひっかかる点はあるにしても、基本のお風呂は良かったので、あとはべたべたな地方の温泉ムードになじめて、大衆演劇やカラオケなどを好きな人であれば、お勧めできる施設だと思います。 <2006.8> |