ドレニスケトプリツェは、スロヴェニアの中央南、のどかな地方都市Novo mestoから近くにある小さなリゾート温泉村です。 Novo mesto(ノヴォメスト、直訳するとnew town)はレンスカ地方の中心的中規模都市で、街の真ん中に川が流れ、そこに教会など古い町並みが残る島が浮かんだような、かわいらしい街です。温泉村に行ってしまうとお店はないので、途中この町で買い物していくと便利です(大きなTescoがありました)。 ノヴォメストから川沿い上流方向へ穏やかな田園風景を眺めながら行くと、緑の公園のような温泉村に着きます。石畳と緑と教会のトンガリ屋根がかわいらしい、歩いて簡単に一周できるほどの小さな村です。 |
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1: 村の中心にあるかわいらしい教会。 この横にインフォメーションセンターとホテルもあり、非常に便利です。 2: ホテルのレストラン、朝夕ともにここでいただきます。 優雅そうに見えて、内容はまったくきどってなく気楽に使えます。 |
村の中心、教会の道路向かいに中庭のような小さな庭をはさんで2つの温泉ホテルがたっています。Hotel VitalとHotel Kristal はどちらも同じ経営で、2つのホテルは地下でつながっていて、そこに共有の温泉プール・サウナエリアがありました。 地下にある浴場には3つの浴槽があって、どれも35~37℃ほどの無色透明のお湯です。体温と変わらぬ温度が体にいい、と書いてありましたが、やっぱりぬるいので温かいシャワーで体を温めていました。 |
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3: 洞窟プールという名のドーム状の温泉プールが2つあり、ファミリーが楽しそうに泳いでいました。 4: 一番大きなプール、天窓があって地下ながら明るく、皆プール脇でまったりと湯に浸かっていました。 5: シングルルームはかわいらしい屋根裏風。ヨーロッパにしては狭い部屋も、逆に落ち着く造りでした。 6: もうひとつの洞窟プール、ステンドグラスからの光が幻想的。 7: ホテル横には大きな公園が。印象派の絵のように緑が本当にきれい! 8: そんな公園の中にある温泉センターBalnea。和風の高温温泉もあります。 本格的なプール・サウナ&マッサージを受けたいならこちらへ。 |
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ホテル宿泊者はもちろんプールを自由に使えますが(サウナは有料)、日帰りでもやや高い料金を払えば利用することができます。(ただ、日帰りだけで利用するなら、すぐ近くにあるBalneaの方が施設が広く充実しているのでそちらをオススメします。) ホテルは、BBでも食事つきでも利用でき、BBで55EUR~(≒8,000円)とお手頃、1人でもふらっと泊まれてでものんびり優雅な休日をすごせるとあって、とても使い勝手がよいと思いました。とにかく村全体がのどかで中欧の田舎を堪能できるが素晴らしいです。 ちなみに客層はファミリーでふらっと来るお客さんと、やはり湯治的な利用の年配層、長期滞在者が多く、2週間とか普通に滞在しています。一泊はリーズナブルでも、2週間すごしたら・・・と考えたら、結構裕福な方々の来る場所なのかも。知り合ったオーストリア人のおじいさんも3週間いるとかで、暇とお金?をもてあましてるのか、お昼をおごってくれたり話相手がほしそうな感じでした。 温泉センター以外の娯楽はないので(お土産やすらない)、まったり温泉浸かって、本読んだり散歩したり、そんな時間のすごし方が好きな人にはお勧めしたい、雰囲気のよい村のホテルでした。 <2006.9> |