頭温泉は、高雄の北東、南部横貫公路で一番の温泉地である寶来温泉から横にそれた山奥の渓谷野天です。 この地区周辺には、沢山温泉が湧いている場所があって、不老温泉や青山温泉などの小さな温泉地や、この頭温泉のような野天があちこちにあります。 頭温泉は周辺に全く人口物のない、渓流沿いの天然温泉ですが、一応簡単な浴槽と着替え用小屋が作られています。とにかく素晴らしい大自然の中の自然湧出温泉、近くまで行ったら是非試してもらいたい野天風呂です。 |
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寶来温泉は、南部横貫公路上にある最大の温泉町ですが、地図で見たら、その温泉街のすぐ横に頭温泉という印がかいてあったので、詳細も分からないままそっちの方へ歩いていきました。曲がってすぐの所には、雰囲気ある国蘭温泉山荘があります。入ってはないですが、ここのお風呂も悪くはなさそうです。 写真左: 頭温泉の方向へ曲がっていくとあっという間に高台に。道途中から見下ろした寶来温泉の様子です。 |
丘を登った所に、寶来温泉山荘があります。ファミリー向けっぽいホテルで、温泉もありましたが、まるでプールでお風呂っぽくはなかったのでパスしました。 |
もう少しのぼって行くと、新しいリゾートホテル、国蘭花園温泉がありました。日帰り入浴もやっています。 電話 07-688-2231 URL http://www.grandorchid.com.tw アジアンリゾート風コテージが谷をのぞむ山崖上に並んでいて、各コテージにはジャグジーが。山や谷を眺めながらのお風呂は気持ちよさそう、家族よりはカップル向けの雰囲気です。 |
ひたすら山道を歩いて1時間、両側には栗畑が広がる農道で、道に不安になった私はなんとか農家のおじさんを見つけて温泉について聞くも、だれもわからず、どきどきしながら進んでいくと、ついに谷底に温泉らしきものが!! | ||
ついに見えた!という感動と、同時にあそこまで山を降りるのか・・・という衝撃。今まで登ってきたのはなんだったんだろう、と思う瞬間でした。 写真上: やっと見えた谷底(左)と、その部分の拡大写真(右) まだまだ遠い・・・ |
谷底が見えたポイントから、まだまっすぐ道を進むと、ついに谷に下りる横道が出てきました。町を出てずっと一本道だったので初めての横道にどきどき。岩に「温泉→」という文字が! ちなみに、このまままっすぐ進んでいけば、竹林温泉郷、その奥に石洞温泉があります。また山道に入っていけば、七坑温泉、十坑温泉があります。どちらも自然の滝の温泉が素晴らしく、本当はそこまで行きたかったですが、RV車がないと無理なので断念しました。 | |
横道を入ると、舗装がなくなり砂利道に。ひたすら谷へ降りていきます。のぼりは大変だったけど、下りは早かった! 川辺は気持ちよく、BBQ向き。川には丸太橋がかかっていました。 温泉横には誰か住んでいるのか、小屋があって、その横に浴槽がありました。 |
自然の浴槽ではなく、ちゃんとコンクリと岩で作った大きな浴槽が2つ、その横に簡易脱衣ブースが2つ、トイレも仮設のものがありました。 |
お湯は滑らか!無色透明ですが、浴槽は堆積物でカバーされて白っぽく滑らかになっていました。石灰分が含まれているのでしょうか。 | ||
温度は熱め、45℃の浴槽から猛一つの浴槽までお湯が自然に掛け流されていて下の方は42℃くらい、ちょっと熱くてのんびり入るというよりちょっと浸かってすぐ外でぼーっとする感じでしょうか。 とにかく大量なお湯がそのまま川まで流れていっている贅沢なお風呂でした。 | ||
自然の中の上質温泉、是非車でピクニックやBBQがてらに行くには最適なお風呂でした。(間違っても歩いていってはいけません。山道1時間はかかります。私は結局帰りはお風呂で会った家族の車に乗せてもらいました) <2005.6> |