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烏來名湯温泉会館は、台北の東南約28kmほどの山間にある烏來温泉にあって、ちょっと奥に離れた谷にある一軒温泉宿です。 中心温泉街から横にそれて徒歩20分ほどの場所にあって、支流川沿いにひっそり建つ隠れ家的な温泉宿でした。 歩いていくと行きは上りなので、暑い日は結構大変ですが、電話をすれば送迎を利用できるようです（実際帰りは車で送ってもらえました）。 宿には、男女別の大浴場があって、日本と全く同じ形式で入ることが出来ます。 やや入浴料高めの施設だけあって、サービスが色々あり、脱衣所にはマッサージの案内もありました。そんな所も日本風だな、と思いました。 |
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1： こんな山奥にひっそりある一軒宿です。四季の眺めが一番の売りかもしれません。 2： 大浴場はまるっきり日本のお風呂とかわりませんでした。この横に露天風呂もつながっています。 |
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まず、フロントでお金を払い、日本でもよく使われているカラーゴムバンドのロッカーの鍵をもらいました。お風呂の方へ進むと、きれいな脱衣場があり、自分の番号のロッカーをあけると、タオルセットとシャワーキャップが最初からセットされていました。脱衣場やタオルが標準でない台湾において、これは嬉しかったです。 しかも、脱衣所にはドライヤーや綿棒など完備してありました。さすが料金が高いだけあるな、と感心しました。 また、BGMは日本のPOPS曲のオルゴール版がかかっていました。モーニング娘とか割と最近の曲までかかっていたので、有線かなにかでしょうか。行義路温泉の川湯のBGMが同じ日本の曲にしても古い演歌だったのに比べて、オルゴールで和み系、いい選択だと思いました。 |
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3： 露天風呂は岩風呂で、もちろん渓流を眺められる造りになっています。 4： 沢山ある浴槽は、温度設定も日本人好みです。 |
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お風呂はとっても素敵で、全く日本のお風呂と同じ形式でした（男女別、裸で入浴）。洗い場もちゃんとありました。 内湯は、温泉浴槽が2つ（43℃、39℃）、ジャグジー浴槽、水風呂、赤外線サウナとスチームサウナ（塩サウナ）と洗い場がありました。内湯とつながっている露天には、温泉浴槽と水風呂があり、どちらにも渓流を眺めながら休憩できる、デッキチェアが並んでいます。設備が整っているだけでなく、きっちり清潔なのも嬉しかったです。 温泉は、弱アルカリ性の炭酸泉、無色透明ですが、露天の岩風呂だけはなぜか微かに白っぽく濁っていました。個性が強い泉質ではないですが、滑らかでいいお湯、美人の湯と言われているそうです。 |
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5： きれいなパウダールーム。アメニティーが揃っているのは女性には嬉しいポイントです。 6： おば様たちが優雅にお風呂横のデッキチェアでずっとおしゃべりしていました。 台湾は亜熱帯だけあって、裸でぼーっとしていても寒くないからいいですね。 |
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色々調っていることに加えて、なんといってもここの素敵なところは、中国風な渓谷を目前にした素晴らしい眺めでしょう。温泉街から離れているため、周りには自然しかなく、渓流と山の緑が美しいです。もうひとつのお気に入り上谷清流温泉会館も同じ眺めですが、女湯だけ比較するとこちらの方がいい眺めです。 温泉で温まり、ジャグジーでマッサージ、サウナに入ってデッキで休憩、なんて感じに本当に1日いてもいいようなくつろげるお風呂でした。居心地がいいので、他のお客さんものんびり、滞在時間が長いようです。 お風呂から上がったら、喫茶室でドリンクサービスがありました。（コーヒー、紅茶、緑茶とちょっとしたお茶うけ）お風呂上りのお茶をしたら、バスで停留所まで送ってくれます。これまたちょっと優雅な気分になりました。（送迎バスは1時間に2～3本出ているように書いてありましたが、お客がいなければ走らせないので、問合せが必要です） ちなみに宿泊は、2人部屋で3600元～。交渉次第では3000元（約1万円、2人で割れば1人5000円）にはなりそうなので、雰囲気の割にコストパフォーマンスはよいと思います。また、貸切風呂は、露天・室内とあって、どちらも600元/人。室内に限っては24時間やっています。 以上、眺めのよいお風呂、細かい気遣いのあるサービスときれいな設備で、本当に居心地がよいお勧めの旅館でした。 <2005.7> |
