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行義路温泉 川湯 : heavenly-spring.com

行義路温泉 川湯

行義路温泉 川湯
行義路温泉は、本によっては北投温泉の一部と紹介されることもある、新北投温泉と陽明山温泉の間にある温泉です。
ここは温泉旅館があるわけではなく、温泉レストランと呼ばれている日帰り施設が集中しており、川湯もそのうちのひとつです。
メトロの石牌駅前からバスに乗って「行義路(三)」で下車、そこから徒歩10分程度です。バスを降りて、そのままバス通りの坂を登っていくと、温泉街に入る分岐があるのでそこを右に入り、建ち並ぶ沢山の温泉レストラン(伊豆温泉会館や集客、湯瀬など)を横目に、もう少し奥に行くと、崖下の川沿いにも数軒の施設が並んでいる中の、一番奥にある施設です。(各施設の紹介は別にまた書きます)

★★★★
★★★★☆
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★★★
台北市北投區行義路300巷11號
02-2874-7979
URL :  http://www.kawayu-spa.com.tw/
入浴料金 :  200元(≒700円)
行き方: 台北駅からMRT(地下鉄)赤い淡水線(もしくは新店線・中和線)の石牌駅へ、駅前のバス停から508、535、536系バスで「行義路(三)」で下車、そこから徒歩10分程度です。
1. 2.
1: 川湯の外観、行義路温泉の中でも谷間の外れにあります。横の川はもちろん温泉です。
2: 川湯の中のレストラン、他はすべて和風の造りなのに、ここだけなぜか雰囲気が違いました。
川湯は日本風であることにこだわった建物やサービスに特徴のある温泉レストランで、日本のテレビ番組やガイドブックなどにも取り上げられていました。
ここでも、レストランで400元以上使うと温泉の入浴券(200元)をもらえる仕組みになっていますが、もちろん温泉だけでも入浴可能です。入浴券をもらおうと、まずは食堂へ。川沿いの天井の高いリゾート風な雰囲気で、メニューも豊富、日本風をウリにしているだけあって、お刺身やお寿司もありました。

私は、蛤スープと炒麺、グアバジュースを頼んでぴったり400元になりました。
ジュースが1リットルパック1本そのまま出てきたのにびっくりしつつ、台湾名物の蛤スープはぷりぷり大きな蛤が沢山入っていて美味しかったです。(ただし量はどれも多くて、1品2人前位のようです)
また、食事用個室も沢山あって、「函館」とか「高山」なんていう室名がついていて、接待やちょっとした会合にも使われるようです。
3. 4.
3: 和風の平屋が並ぶ敷地内には、なぜかオープンな鮨カウンターがありました。
   (写真の右側がカウンター)。
   時間がずれていたのか、ネタは並んでいなかったですが、夜はやっているようです。
4: 川湯の露天風呂。特に眺めが素晴らしい!とかではないですが、
   広々としていて何よりもお湯がきれいでした。
食後にもらった入浴券で早速お風呂へ。なぜか入り口には北海道のポスターが貼ってありました。
ここは、ちゃんと脱衣場があり、鍵付ロッカー、化粧台とドライヤーも完備してあって嬉しかったです。(脱衣場がちゃんとある施設はそんなにありません。一般的には、シャワーブースで着替えるのが台湾流です。)
余談ですが、入浴料金にタオルは含まれていないです。他の行義路の温泉レストランもだいたいタオルはついていないので(有料はあっても高い)、持って行ったほうがよいと思います。
5: 露天の風景、温度違いの浴槽や洗い場がある所がよかったです。
6: 脱衣所+パウダーコーナーがあるのも嬉しいポイントでした。
5. 6.

お風呂は、浴槽が3つと、日本式にこだわっただけあって、洗い場もちゃんとありました。
台湾のお風呂は、日本風なところが比較的多いとは言え、まだ主流は温泉プールなんで洗い場がないことが多いので、この点は非常に嬉しかったです。また、洗い場の湯受けは大きな木の桶で、そこら辺もセンスいいなーと思いました。

お湯はエメラルドグリーンっぽい乳白色、とてもきれいな濁り湯です。泉質は硫黄泉、やや酸性だと思いますが、それほど強い感じはしませんでした。
湯温は、43℃、40℃、水風呂となっていて、岩風呂やざらざらの小石造りの水風呂浴槽の感触が気持ちよかったです。
7: お昼のメニュー。どのメニューも大盛りなのでご注意を。
8: 浴室への通路も和風?なのか、浮世絵が描いてある壁や暖簾がありました。
9: 同じく行義路温泉にある、姉妹店「湯瀬」も和風テイストです。
7. 8. 9.

また、川湯では、マッサージをうけることができます。写真6、お風呂の奥に写っているのが按摩処ですが、日本の6掛けくらいの値段でマッサージを提供しています。行義路の他の施設ではあまりないので、これはポイント高い!
あと気になったのは、BGMが日本の演歌だったこと。日本風にこだわるのはいいのですが、ちょっと古い・・・「夜霧の~ハウスマヌカン~♪」とか流れていて、これはなんとも微妙でした。

チケットまで日本語表記あり、食事してもらったので招待券となっています。

広々とした露天風呂に裸で入っていると、本とにここが日本でないのが不思議になってくるような、ほぼ日本の温泉と同様の仕組みでのびのび入れる、しかもお湯はきれいな色の濁り湯で、とってもおすすめな温泉レストランでした。 <2005.7>