礁渓温泉は、台北の南東にある、大きな温泉地です。台北から1時間ちょっとの所にあり、電車は沢山出ていて、駅から温泉街は近く歩けるのでアクセスが非常によい温泉です。 大型の温泉旅館がぽつぽつと建つ中心街は、日本の古い温泉地をなんとなく思い起こさせるような町並みです。首都からも近く、湯量もあるということで旅館は101軒近くあるそうです。 そんな大きな町の中央温泉街に建つ和風温泉会館は、その名の通り、和風がうりの温泉グループの持つ温泉SPA施設です。 温泉は、無色透明無味無臭の滑らか湯で、アルカリ性説、酸性説ありどちらか不明、泉質はナトリウム炭酸水素塩泉だそうです。 |
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駅から続く温泉街の中で、ふと目を引く和風温泉会館は、和風凱麗温泉飯店・和風嘉一温泉飯店・和風礁渓館というホテルを持つグループの日帰り施設です。ホテルは、それぞれの館価格帯のいろんな部屋のタイプがありますが、特に和風礁渓館は出来たばかりっぽく、ちょっと内装に凝ったおしゃれっぽいホテルだったので、泊まろうとしたら満室でした。古い温泉街なだけに、やはり新しい所は人気があるのでしょう。 左写真 : 和風温泉会館の和風SPA館(日帰り施設)の入口 ちょっと南欧風?っぽい色合いのゲート、全く和風ではないけど、これはこれで雰囲気よく、中の温泉に期待が高まります。 |
で、入ってみて衝撃! ふ、古い・・・ 和風でも、洋風でもなく、ただ古い昔の温泉旅館の露天プールのよう。新しかったのはゲートだけ。かなりがっくりしました。 たしかに、浴槽は沢山ありました。 やたら派手な色をつけた薬湯だったり、酒湯だったり、いろんな温度の浴槽が9種類と、サウナが3種(薬・赤外線・アロマスチーム)がありました。 打たせ湯もいろんな種類があったり、ジャグジーも数種類、面白いのはスコールのような雨のようなシャワーがふるコーナーとかあったり(これは他で見たことないし、全面アフュージョンシャワーみたいな感じでかなり気持ちよかったです)。 って書くととっても充実しているように感じると思いますが、どうもどれもいまいちなのは、単純に全体的に古くてなんとなーく汚さを感じるからなのでしょう。出来た当時は、きっと画期的な人気施設だったと思います。 うーん残念。 |
上段右 : カラフルな4色の湯、色の鮮やかさがかえってちゃちな雰囲気を醸し出していました。 下段左 : プール横に立つ黄金のつぼ押し君(勝手に命名)。つぼの位置が全身に表示してある像で、実物大の大きさとまぬけさに爆笑。 |
右写真 : マッサージ用個室のお風呂 ここが温泉かは不明ですが、マッサージの後に自由に使えました。 温泉プールエリアには洗い場がないので(更衣室にシャワーブースがあるけどきれいでなかったので)、ゆっくりシャンプーが出来るの嬉しかったです。 | ||
ところで、このマッサージ、特にへたという事はなかったのですが、【温泉+SPAマッサージ+お茶】のセットで999元、というチラシをもらって入ったのに、結局そのお得なパックはどうたらこうたらで使えない!と結局温泉代250元+マッサージ代50分1000元で1250元とられました。ちょっと不満。 以上、色々充実?の施設なのですが、いまいち清潔感というか、品がなくて残念。子供用プールもあったので、家族でわいわい行くのにはいいかもしれません(レストランも併設されているので、そういった家族の宴会利用が多いようでした)が、あまりオススメはできない施設でした。 <2005.6> |