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赤石温泉 山梨 : heavenly-spring.com

赤石温泉 山梨

赤石温泉 山梨
赤石温泉は、南アルプス近く、標高800メートルの戸川渓谷沿いに建つ山の中の一軒宿です。周辺には緑以外何もないまさに秘湯、日本秘湯の会にも加盟しています。
武田信玄の時代から親しまれる歴史ある温泉で、旅館は明治初期から約130年ほど営業しているそうです。
赤石温泉という名の由来は、源泉の成分で石が赤く染まるためだそう、確かに濃い茶濁の湯を楽しむ事が出来ました。
旅館は、レトロムード漂う民芸調の本館と、少し離れた所にある露天風呂、他に釣堀やバーベキュー場、アーチェリー場などがありますが、なんと全てご主人手作り、改装なども自分でやってしまうそうです。

★★★
★★★☆
★★★★
★☆
★★★★☆

南巨摩郡増穂町平林3243
0556-22-5188
入浴料金 :  500円
行き方: JR身延線、市川大門駅よりタクシーで30分ほど。車なら、甲府南ICから140号を増穂方面へ、富士川大橋を渡って増穂町役場の前を通って道なりに山を進むとあります・
秘湯の会にも入っている、山奥の一軒宿、赤石温泉
雰囲気のある茅葺屋根と大きな水車、手前には、不思議な休憩所や卓球小屋などある、独特の雰囲気ある温泉宿でした。純粋な湯治の宿とはちょっと趣が違って、やや娯楽施設もかねたような田舎の宿というか、面白いおもちゃがいっぱいある親戚の家に遊びに来たような感覚でしょうか、そんな印象を受けました。
旅館内には、大浴場と、女性用内湯、建物の外に露天風呂があります。内湯は普通の岩風呂なのですが、男女別に入り口があったので、男女別の内湯かと思いきや、中に入ったら、何気に一緒(混浴)でびっくりしました。(後からわかったのですが、女性用の時間というのがありました)
上写真: よく本でみかける露天風呂(左)と内湯(右)
お湯は茶褐色透明で鉄臭のする、さらっとしつつもきしり感がある肌触り、天候などにもよると思いますが、私が入った時は温度がかなり熱かったです。後で聞くと、温度を高く加温しないとパイプが詰まってしまうから、とのこと。そんな成分の濃い泉質は、酸性鉄硫酸塩泉。鉄分やマグネシウムなどのミネラルが多いので、すぐ析出物で詰まってしまうのでしょう。

ところで露天風呂はかなりワイルド、虫や茹ったカエルと一緒に入浴、という感じなので、きれい好きな人には向いていないかもしれません(看板にも、カエルや虫が入るのはしょうがない的な文言が書いてありました)。山の中の温泉は、湯量がないと虫や落ち葉が流れないので大変なのはよく分かるのですが、かなり野天のたまり湯に近い感じがしました。
日帰り入浴で大きな露天を貸切にできるのは嬉しかったのですが、そして湯の濁り湯具合もよかったのですが、それでもお風呂に入って体がきれいになった気がしないのはなぜ・・・泊りで夜ぼーっと入って、その後内湯でちゃんと体を流すってのが気持ちいい入り方だと思います。雰囲気や清潔さなどで、やや好みの別れる感じのする宿でしたが、山の中の秘湯的雰囲気はいいし、まったりお泊りがいい宿だと思いました。 <2004.7>