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2005年12月にオープンしたばかりのさやの湯処は、昭和21年に建てられた木造民家をリフォーム、レトロな雰囲気がうりの日帰り施設です。 レトロ和風な外観と、天井の高いロビー。建物はほぼ平屋のような造り、お風呂と休憩所と食堂があるシンプルにまとまった施設です。 駅からそれほど近い場所にはありませんが、目の前のバス停留所へは1時間に6～10本ほどバスが通っているので比較的便利（送迎バスはありません）。 また、地域の中心的大型スーパーの目の前という立地なので、週末のファミリーレジャールート内にうまくはまった定番スポットになっています（家族で買い物して、お昼食べて、お風呂入って・・・）。買い物客が多いので、車での来館も多いようです。（駐車場は90台有） |
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入口までの雰囲気は良かったのですが、お風呂は、割と普通のスーパー銭湯風でした。古民家風を想像していたので、悪くはないけどちょっとがっかり。洗い場はしきりがないし、内湯は温泉なし。ジャグジーが何種類かあるのはよかったのですが、広々した浴槽がなく、予想外に狭いです（週末の混雑時にいったからかもしれませんが）内湯は、5種のお風呂と高温サウナがありました。 |
| 露天は、源泉風呂とつぼ湯、寝湯と薬草蒸し風呂があります。蒸し風呂は、中は真っ白なほど蒸気たっぷりのスチームサウナで、漢方薬っぽい香りが体によさそうでした。 源泉は、緑がかった黄土色に濁った湯、鉄臭がしてしょっぱい温泉味たっぷりの湯で感動、いい湯です。 泉質はナトリウム塩化物強塩泉という東京共通の泉質ですが、ここはカリウム、マグネシウム、カルシウムがかなり入っていて濃い～という感じ。ただ、区の規制により50トン/日しか利用できないので、源泉風呂は小さめ、5人入るといっぱいです。ちょっと残念。その横には加熱循環した温泉風呂があります。また寝湯は深さ10cm、温かい季節はいいですが、冬は寒くて入れませんでした。温泉が使われているのはこの3つの浴槽のみ。つぼ湯は水道水でした。 |
 |  | お風呂の後は、例の古民家を再生した食事処「柿天舎」へ。 お風呂のある棟はすべて新築、古民家なのはこの食事処だけです。 |
| 広々した日本庭園を眺めながら畳の上でまったり食事を出来るのは、かなりポイント高いですが、ここはセルフサービスになっていました。 せっかくいい雰囲気なのだから、もうちょっといい感じの食事処にしてもよかったのに、ありがちな休憩所っぽくなってしまっているのが残念でした。そばやラーメンなどとつまみ系のメニューが揃っていて、味は普通、値段を考えるとこんなもんかな、という感じでした（安めの居酒屋価格でリーズナブル）。天ぷらそばが人気のようでした。 |
 | ←ちょっと面白い窓、入口前から食堂の席がまるまる見えます。こういう遊び心が個人的には好きです。 以上、まだ出来て1ヶ月ほどの施設でしたが、平日800円と思うと、泉質はいいし、食堂の雰囲気もいいし、なかなかコストパフォーマンスのよいお店だなあと思いました。近くにあったら通うのに・・・。 |
ちなみに、マッサージ類は、ボディケア、リフレクソロジー、アカスリの3種がありました。アカスリおばちゃんがやるアロママッサージのコースを頼みましたが、ホットタオルマッサージがめずらしくていいなと思いました。コースはローズアロマ・・・とかとっても洋風繊細っぽい名前ですが、実際はかなりおおざっぱな手わざ、それはそれで豪快なもみっぷりが気持ちよかったです。金額も10分1000円レベル、気軽に使えるいい施設だと思いました。 以上、源泉と古民家の雰囲気、お手軽金額が嬉しい、日常利用したい施設でした。すいている時間（夜）を狙えばかなりリラックスできると思います。 <2006.2> | |
