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小平温泉 テルメ小川 : heavenly-spring.com

小平温泉 テルメ小川

小平温泉 テルメ小川
テルメ小川は、和風が多い日帰り温泉施設の中でちょっと異色な洋風な造りの温浴施設です。
車がないとちょっと不便な場所にあり、送迎バスがないのが残念です。JR国分寺からだと、北口の西武バス停より小平営業所行きのバスに乗りますが、本数が少なく、やむなく一駅手前の武蔵野美大行きで終点まで乗り、そこから10分ほど歩きました(バス利用なら、確実に時刻を調べてから行った方がよいです)。周りは低層住宅と公園や畑など、とおってものどかな雰囲気です。
やっと辿り着いたテルメ小川は、青梅街道沿いにどーんと大きな駐車場を控えていました。
南欧風の平屋造りで、イタリアンレストランかと思うような雰囲気です。入口入っても、とってもオープンな明るい雰囲気、天井が高い所が開放的で気持ちよいです。

★★★
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東京都小平市小川町1丁目2494番地
042-344-1126
URL :  http://www.terme-ogawa.com/index.htm
入浴料金 :  800円
アクセス: 行き方は、西武拝島線東大和市駅下車から徒歩20分、排島線小川駅から徒歩24分、というちょっと不便な場所にあります。バス利用なら、新小平駅、東大和市駅、国分寺駅から出ているバスを利用してもいけますが、このバスの本数が少なかったりやっぱり不便。車なら、青梅街道沿いなので行きやすい場所だと思います。

入口入ると右がお風呂入口、左にはレストラン、奥にはマッサージコーナーと平面的なプランで単純明快、分かりやすいです(平屋だから当たり前ですが)。
まず自動販売機でチケットを買って、フロントで鍵をもらいます。お風呂は洋風と和風の2種類を毎日男女交互に使っています。偶数日が男性が洋風、女性が和風、奇数日はその逆です。タオルは200円で、和風風呂の中にある釜風呂に入るなら、200円で浴衣を借りないといけません。
脱衣所に入ると、部屋自体は広々していましたがロッカーは小さかったです。
浴室も広々、ここぞとばかりいろんな浴槽や洗い場の数を作っている最近の東京の温泉とは違って、空間にゆとりがある造りです。

洗い場は20ちょっと、内湯の浴槽は、温泉の大きな浴槽、寝湯(ジャグジー)と水風呂の3つとフィンランドサウナがありました。右写真は、別料金の釜蒸し風呂。

お湯は、コーヒー色のなめらか湯、泉質はナトリウム塩化物炭酸泉でPH7.8、炭酸成分が入っているので肌がつるつるしました。
塩の強い東京の温泉より肌に優しくて、個人的にはすごく好きになりました。いい湯です。露天と内風呂には源泉(加温・循環)が注がれていて、加水はしていないのでしっかり温泉味が楽しめました。


露天風呂は、岩風呂が2浴槽(どちらも源泉、温度違い)と打たせ湯、釜風呂がありました。洋風の方には、釜風呂のかわりにテルマリウムがあります。

釜風呂は、浴衣を着て中に入ると、75℃+湿度がほどよくやや熱めの岩盤浴のような感じです。

これが昔の貴族が楽しんだ古来の入浴方法だそうですが、むしろの上に横になると、室温+床からの温かさで5~10分で汗だくだくになります。塗れタオルを顔にまくと、蒸しタオルになって毛穴が開いて老廃物が出ます、というような案内が書いてあったので、みんな顔にタオルを巻いていて異様な光景でした。
つるつるの温泉を楽しみつつ、広々したフィンランドサウナ+水風呂(どちらも温度設定がほどよくて90℃+20℃)の反復浴でまったり、釜風呂も楽しんだあとは、マッサージへ。

ここは普通のアンママッサージ、リフレクソロジー、タイ式、バリ式(オイルマッサージなど)、台湾式(という新しい蒸しタオル+オイルマッサージ)の5種類と、ゲルマニウム浴がありました。(どれもリバース東京)
バリ式、台湾式は写真のようなちゃんとした個室での施術です。タイ式もドアのない個室でやっていました。ラクーアとまるきり同じ雰囲気です。

私は新メニュー、台湾式を受けました。これが本当に台湾式か?という疑問は残りましたが、蒸しタオルでおさえながらのマッサージで、きっとリバースオリジナルメニューだと思います。ベッドもかなりヒートマットの温度を高めにしてあって、ベッド+タオルの温かさにはさまれつつ指圧のダブル刺激が結構気持ちよかったです。(あとはセラピストが上手だったらもっと良かったのに・・・)トリートメント後には、ソファで黒豆茶を出してくれました。 台湾式マッサージ 40分 4500円
最後に、レストランでちょっと一息。


そば・うどんやラーメン、チャーハンという主食+タコワサや唐揚げなどのつまみ類というべたべたなメニューですが、その中に「小平名物」を見つけました。
小平名物「糧うどん」600円、冷たい地粉うどんを温かいつゆで食べるつけうどんです。地粉というだけあって、やや褐色がかった極太ちぢみ麺は、もちもちとして面白かったです。あとはつゆが美味しければ結構いけるのに、残念ながらつゆが業務用めんつゆでした。

以上、テルメ小川でしたが、地元密着?ちょっと高級な銭湯といった位置付けとしては、とてもよく出来た施設だと思いました。
ただ、休憩室がないし、3時間以上滞在するのは難しい施設です。それはそれで、さくっとお風呂に入って、気が向いた人はちょっとだけマッサージやご飯を食べて、という使い方。客単価が低そうなのに、施設は広々していて、なんとものんびりした経営の施設だなあ、という印象が残りました。

近所の人にしてみたら、800円でこれだけまったり広いお風呂を使えるのは、とっても素敵!温泉もいいし、アクセスの悪さだけ別にすれば、コストパフォーマンスのとても良い施設だと思いました。  <2006.2>