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麻布十番温泉 : heavenly-spring.com

麻布十番温泉

麻布十番温泉
麻布十番温泉は、都心にある温泉の老舗的存在として有名な温泉です。戦後すぐ建てられたそうなので、もう60年以上たっている味のある施設です。
ちなみにこの商店街、お勧めポイントとしてタイヤキや「浪花家」があります。泳げタイヤキ君で有名になって、今では行列ができているほど。外はぱりぱり系です。
温泉は、5階建ての建物の3階にあります。ちなみに1階には温泉銭湯の越の湯があります。下は東京都認定の銭湯なので400円、上は1260円なのが微妙ですが、どちらも温泉です。薄汚れたコンクリートの階段を登っていった先に、麻布温泉の入口がありました。

★★★
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★★

東京都港区麻布十番1-5-22
03-3401-8324
URL :  http://www.azabujuban.or.jp/270shop/sa/sa-13/sa-13.html
入浴料金 :  940円~
アクセス: 行き方は簡単、麻布十番駅を出たら、商店街をまっすぐ六本木方向へ。商店街内、駅から徒歩5分ほどです。
1. 2.
1: 麻布十番温泉の前から六本木方面を見たところ。ヒルズから近いです。
2: 浴室はこじんまり。タイル張りのお風呂です。 
ここはどこだ!?本当に東京の麻布か?と不思議な錯覚を覚えるようなレトロムードが漂っています。
よく言えばレトロ、悪く言えば古汚い!不思議な異空間っぷりはある意味貴重かも。

これ何年もの?と聞きたくなる下足箱や、今時地方の温泉旅館でもあまり見なくなった、黒い合皮張りのマッサージチェア、小人が入るのか?というようなすりガラスのトイレのドア、などなど。

お風呂へ向かう廊下や宴会場も、本当に田舎旅館に来たようなすてきっぷり、素晴らしいです。是非ここで宴会してみたい!

お風呂は小さめな銭湯といった雰囲気でした。タイル張りの内湯には、洗い場が4つほどあり、浴槽が1つ、5人も入ればいっぱいいっぱいです。その横には歴史を感じるサウナが一つ。これもほぼ一人用?といったサイズです。
浴槽にはしっかり黒い、黒湯温泉がどぼどぼと流れ込んでいました。黒湯独特の香とお肌しっとりすべすべ感だけは、ここに来てよかったーと思わせてくれます(だってお湯以外は・・・)。ここの温泉は地下500mからくみ上げられる重曹泉。地下1500mなどからくみ上げられる塩化物系の東京温泉とは全く違う物です。

以上、都心から一気にトリップできる遺産的な存在の麻布十番温泉、ある意味貴重な存在だとは思いますが、同じ黒湯を他の温泉銭湯では400円で利用できることを考えると、わざわざここに入る意味が正直分からないなーと思いました。宴会したいときに利用されるのでしょうか。休憩なしで、単にお風呂を楽しみたいなら、あちこちにある黒湯銭湯の方が、広いし安いしいいのではないかな、というのが率直な印象でした。  <2005.12>