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箒川に沿って長く伸びる塩原温泉は、1200年前に発見された歴史ある温泉地です。 文豪たちも多く訪れ、尾崎紅葉の金色夜叉は塩原で書かれたそう。現在、泉質の違う温泉が11ヵ所に点在していてそれをまとめて塩原温泉郷と呼んでいます。 塩原街道沿いにぽつぽつと旅館がある、正直あまりにぎやかでない温泉地ですが、11種類の湯と公共の浴場も点在しているので、気軽に色々な湯を楽しみたい時には最適です。那須高原や日光鬼怒川へも近く、東京からのアクセスがいいのもポイントです。 そんな塩原十一湯の中の、福渡温泉には自然に近い公共露天風呂、岩の湯と不動の湯があります。岩の湯は箒川沿い、温泉街の対岸にあり、不動の湯はその奥、遊歩道へ3分ほど入った林の中にあります。 |
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1： 箒川と岩の湯。川の対岸から丸見えなので入るには勇気がいります。 2： ちゃんとした浴槽の下に、自然の岩のくぼみがあり、 そこに湯が貯まって自然の浴槽が出来ていました。 川のすぐ横、個人的には人口でないこの湯が一番のお気に入りです。 3： 不動の湯は林の中、箒川の支流沿いにあります。 4： 不動の湯に行く途中に素適な足湯がありました。並んで10人位入れる長細い樋型です。 |
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5： 足湯に入って見ると、木々の向こうに箒川の流れが見えました。もちろん源泉賭け流しでとっても贅沢。 6： 2006年8月に新しい足湯施設ができました。全長60mの日本最大級の足湯がある湯っ歩の里です。 7： 湯っ歩の里は、池を中心とした回廊が足湯になっています。木材を効果的に使い、滝湯や飲泉所もある 一大施設です。塩原の中心にあるので、観光の途中にふらっと寄るにはいいポイントです。 |
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自然の中に溶け込んでいるような2つの湯ですが、泉質はやや緑っぽく濁ったような透明のナトリウムカルシウム塩化物泉で、浴槽の底からも自然湧出する源泉100％の掛け流しです。 岩の湯は、あまりにもオープンなので、女性はなかなか入れる雰囲気ではありません。大体おじさんの先着がいるし、後からライダーか観光客がひっきりなしに来るので、残念ながらのぞいただけで川沿いの岩のくぼみで足湯だけ楽しみました。 不動の湯は、森の中に入っていく遊歩道のつきあたりなので、外からは見えませんがやはり混浴で人気があるので、女性は入りにくい温泉です。 どちらも非常に雰囲気がよく、しかも湯も良く、よって人気があるのでなかなか入る事ができないのが女性には残念な2湯でした。近場の旅館に泊まって、こっそり夜中に行くか、男女のグループで占拠するように入るか、がっちり湯着を服の下に着ていくか、もしくは開き直るしか方法がないようです。 <2008.7> |
