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さいたま 清河寺温泉 : heavenly-spring.com

さいたま 清河寺温泉

さいたま 清河寺温泉
清河寺温泉は、埼玉の温泉ファンが待ちに待った、出来たばかりの日帰り温泉施設です。
清河寺温泉の始まりは2003年、大宮の郊外にあるパチンコ屋さんが温泉を掘り当て、駐車場に仮設の浴場を作って無料で提供していました。
それだけだったらなんて事はない話なのですが、その泉質が素晴らしく、極上の天然温泉、メタンガスの泡たっぷりの源泉が掛け流しで溢れていたそうです。
入ると体中が泡泡になる、そんな湯が伝説になり、人気殺到で予約が必要になってきた頃、期間限定の仮設浴場も2003年秋には閉鎖され、新施設の建築が始まりました。そして、ついに2006年2月にこの施設が完成した、というわけです。

★★★☆
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★★

さいたま市西区大字清河寺683-4
048-625-7373
URL :  http://seiganji-onsen.com/
入浴料金 :  700円
アクセス: JR大宮駅から、西口バス停より8番乗り場のバスで25分ほど、清河寺停留所下車すぐです。タクシーだと2300円ほどかかりました。
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入館料をフロントで払って中を進むと、休憩所や食堂、マッサージ処などがあり、それを横目に見ながら長い渡り廊下をくねくねと行くと、一番奥に男女別の浴場がありました。
内湯には、4種の浴槽と広いサウナがあり、内湯浴場よりやや広い露天エリアには、生源泉風呂と岩風呂、あつ湯、つぼ湯、寝湯が2種と、あちこち目移りしそうな位お風呂がありました。おかげで一通りのお風呂に入らないと気がすまない質の私は、次から次へ忙しく入ることになりました。
1: 広々とした庭園風の丘の上に、和風平屋が広がっていました。予想外に立派!
2: 露天風呂の様子、様々な温度の浴槽がありました。手前は源泉あつ湯です。
3: 内湯はきれいなタイル張り。4種のお風呂が楽しめます。
4: お食事処「竹膳」、べたな食堂メニューが揃っています。(そば、カレーなど)
5: サウナ横の水風呂。奥の壁が備長炭で、炭の上を水が流れ落ちてくるようになっていました。
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やはり人気は生源泉風呂、定員7、8人ほどの浴槽に常に人がいっぱいでした。地下1500mからのナトリウム塩化物泉、38度の源泉を、加温・消毒することなく掛け流しにしてあるそうで、やや緑灰色に濁った湯は、少し塩味+鉄味+苦味があり、やはり他の湯よりすべすべ感があるように思いました。ただ、仮設時代のように泡でびっしりになる、ということはなく普通にいい新鮮なお湯だな、という印象です。他の露天風呂も源泉掛け流しで(加温はしてある)、滑らかな十分満足なお風呂でした。
露天エリアは、広々とした庭園風で、ぼーっと空と緑を眺められるのが気持ちよく、また、珍しく寝湯が2種もあって、横の竹林を眺めながらごろごろするにはとても良いお風呂だと思いました。また、内湯は加温・塩素消毒がされているので温泉味は薄れていましたが、そのうちのアトラクションバスは強力かつ種類も何種かあって痩せたい私には嬉しかったです。

温泉の後は、食事もしくはマッサージがあります。休憩所も一応あるのですが、とても狭くてあまり使えず(定員8名ほど)、その点だけが施設的に残念でした。そんなわけで、ここの使い方は、大型温浴施設というよりは銭湯に近く、さくっと温泉に入って、食べるなら食べる、マッサージするならマッサージ、と目的だけを果たして帰る人が多いようでした。きっと回転はいいんじゃないかと思います。

伝説の埼玉温泉、ということでかなり期待をしていったことが災いしてか、正直私はそれほど感動せず(泡がつかなかったし!)、アクセスが悪いこともあり、わざわざ遠くから入りに行くこともないかな、というのが個人的な感想でした(タクシー代他交通費を4,000円ほどかけて入りに行った私が間違っていたのかも)。ただ、もちろん700円で入れる施設としては相当レベルは高く、近くに住んでいる人は本当にうらやましいと思います。また近くに行くことがあれば、もう一度入りたいと思える良く出来た施設でした。 <2006.11>