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箱根湯本温泉 天山 : heavenly-spring.com

箱根湯本温泉 天山

箱根湯本温泉 天山
箱根湯本駅から車で5分ほど、旧箱根街道方向へ行ったところにある天山は、週末は駐車場制限がかかるほど人気のある日帰り施設です。
周りに何もない山に囲まれた露天風呂は秘境ムードたっぷり、各種お風呂やサウナなど種類もあり、甘味やお食事処もあって一日のんびりできます。
古民家風の建物も雰囲気いいし、なんとも良く出来た施設なのですが、あえて問題点を挙げるとすると、やはり人気ゆえに混んでいること。どうしてもゆったりお風呂に入りたい場合は隣の一休に行くのも手だと思います。やはり箱根一番だけあるなーと納得のおすすめ日帰り施設です。

★★★★
★★☆
★★★★
★★★★☆
★★★
足柄下郡箱根町湯本茶屋208
0460-6‐4126
URL :  http://tenzan.jp/tenzan/index.html
入浴料金 :  1200円
アクセス: 箱根湯本駅前から無料送迎バスが1時間に1,2本でています。車なら駅から旧東海道を5分ほどの所にあります。
学生時代によく行っていたのですが、その後久しぶりに再訪したら、随分と新しい施設が出来ていてびっくり、しっかり進化している様子に感心しました。

相変わらず雰囲気よい玄関の様子。何よりも緑がきれいでした。
ちなみに、天山温泉郷の中には、日帰り施設の「天山」(その中に、お風呂・レストラン・休憩スペース・カフェ・売店・マッサージ)と、「一休」(お風呂のみ)、湯治の宿「羽衣」、蕎麦処「艸楽庵」があります。
「天山」はお風呂にしては1,200円とちょっと高めな設定ですが、「羽衣」は連泊するほど安くなって、1泊目は8,400円だけど3泊目は4,800円という面白い価格設定になっています。
趣ある暖簾のかかった玄関をくぐると、レトロムードが漂うフロントがあります。入浴料を払ったら、後は自由に好きなところへ。

お風呂は変わらず、半露天(高温)が1つ、露天岩風呂が5つ(うち1つ水風呂、洞窟風呂)、サウナが1つあって、高低差ある敷地に上手に配置されています。
泉質は塩化物泉で無色透明、ややしょっぱさがある、刺激の少ない柔かいお湯です。
もちろん加温・加水なしの源泉100%(休日など人の多い時は循環あり)、源泉温度が高いので、それを加水せず適温にするために、熱交換器を使って、湯を貯め置いたり加水して冷ますということをしていないこだわりがあるそうです。
1つの浴槽のお湯が白濁しているように見えるのですが、これは多分細かい気泡を出して無色透明のお湯を泡で白濁させている様子。体中に泡がつきます。(エノスパの浴槽に映像を写す所でも使われているのと一緒)この浴槽の上に藤棚がかかっていて、昔着た頃はまだまだ小さかった藤が、今は立派に屋根代わりになっていて、時間がたったのをしみじみ感じてしまいました。
やはり人気で混んでいましたが、緑いっぱいのお風呂は相変わらず気持ちよかったです。
前着たときはまだできていなかった休憩所、ひるねぼっこ。ここ最高です!
川に向いてひらけた段差のある畳の広間に、大きなクッションがおいてあって、みんなごろごろ。聞こえるのは川の音、時折風がふいてきて、最高のお昼寝場所です。
奥には読書室もあって、こちらも川に向かってソファとデッキチェアが並んでいます。あまりに居心地よくて、ここで2時間ほど昼寝してしまいました(本当は読書室なので寝る用ではないのですが)。ほほえましかったのが、ここに「居眠りが長いようですと、係がささやきます」と書いてあったこと。ちょっとささやかれてみたかったのですが、無事?係の人は来ず、のんびり寝てしまいました。
どちらも贅沢な空間で、やはり人気のせいか午後3時頃になるとやたら混んでいるのだけが難点です。
お昼は川沿いの食堂で。
1階が滋養料理の山法師、2階が温泉しゃぶしゃぶの楽天になっています。
どちらもやっぱり川に向いてひらけていて、お天気の日にはデッキ席が素敵です。また、遠くに厨房の料理人さんが見えるのも感じが良かったです。
デッキの机、ブース、内部の畳の上の机、半個室のブース、普通のテーブル席とやはり高低差のある店内に、色々なパターンの座席があって、造ったデザイナーさんに感心してしまいました。

私の食べた「ねばり勝ち御膳(900円)」は、名前が気になってオーダーしたのですが、来てみて納得。
おくら、山芋、納豆、じゅんさいとねばる食材のオンパレード。
ご飯は麦飯にお豆が飾ってあるものがおひつに入れられて来て、お味噌汁はひじき入り、お漬物も山芋だったり、こざっぱりしながらもちょっとした工夫のある、雰囲気のよい(もちろん味もそこそこよい)ご飯でした。
フロント横のカフェ「うかれ雲」では、抹茶やコーヒー、アイスクリームなどが出てきます。風呂上りの甘いものはたまりません。
横のオープンエアのテラス席も緑に囲まれていて素敵だし、中のカウンターは座ってびっくり!
足置きに温泉が通っていて、温かいのです!
館内は裸足なので、やや冷えた足裏を温泉の熱がじんわりと温めてくれて、これは素晴らしい工夫だなと感動しました。
←カフェカウンター内のディスプレイ、つい可愛くてこっそり写真をとってしまいました。

久しぶりに改めて行ってみて、天山の素晴らしさにしみじみする再訪でした。本当によくできた施設です。日帰り温泉は山ほどありますが、どこか健康ランドチックだったり、公共っぽかったり、逆にホテルっぽくなっちゃったり、こういうモダン和風旅館のお風呂のような味のある施設って意外と少ないんではと思います。
緑と川に囲まれていて、雰囲気もよく、東京からも近いというのは、本当に貴重な施設だとつくづく思います。また次はすいている平日に行きたいと思いました。   <2005.6>


箱根湯本温泉 一休

箱根湯本温泉 一休
一休は、天山温泉の横に後から出来た、同系列の日帰り施設です。天山の横にあって、純粋にお風呂しかない日帰り施設。休憩室や食事処はないので、本当にお風呂に入りたい!という人向けです。
広々とした檜風呂は気持ちよく、内装も雰囲気があって、天山ほど混んでいないので私は好きな施設です。眺めも天山よりはいいのですが、ただちょっと残念なのは、女湯が内側に作ってあること。男湯からは結構眺めがよく、温泉街の方まで見渡せるようですが女湯からの眺めはいまいち。十分きれいだし、気持ちいい造りではあるのですが、男女日替わり制とかにしてくれればいいのに、と思っています。

★★★☆
★★☆
★★★☆
★★★★
★★★

足柄下郡箱根町湯本茶屋208
0460-5‐8819
URL :  http://tenzan.jp/ikkyu/index.html
入浴料金 :  1000円
アクセス: 箱根湯本駅前から無料送迎バスが1時間に1,2本でています。車なら駅から旧東海道を5分ほどの所にあります。