中川温泉は、信玄の隠し湯として知られる、神奈川県の西の山中、丹沢湖の北にあるまさに隠れ里というイメージの温泉地です。信玄が北条氏康との合戦の後に兵士の傷を癒したとされる歴史ある温泉地ですが、その湯はアルカリ性が強いため、傷に効くだけでなくお肌つるつるの「美人の湯」とも知られています。 信玄館は、そんな中川温泉の真ん中に立つ、中川沿いの老舗旅館です。客室20室ほどの中規模旅館で、温泉浴場の他に宴会場やゲームコーナー、温泉プール(夏季のみ)などが入っていました。 |
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浴場は、日帰り入浴も可能、男女別の内湯+露天風呂と、それとは離れた場所にある混浴の露天風呂が1つ、貸切風呂はそれぞれ違った造りで3部屋あります。 PH10の強アルカリ性のお湯は、無色透明でお肌がすべすべする美肌の湯、といった感じです。加水はしていませんが、加温循環しています。 | |
山が目の前に広がる展望内湯は開放感があるし、その横の川を眺めながら入れる露天のジェットバスはなんとも気持ちよかったです。この露天、数人仕様の大きくはないものなのですが川と緑に面して眺望がよい場所にあって、それでいて檜風呂とジェットバスという組み合わせは、ぼーっと自然を眺めながら入るには癒されるお風呂でした。 あと、別の場所にある千石風呂は男女別の入り口がある露天で、入ってびっくり、中で男女がつながっているのが驚きました。一応境の塀はあるのですがかなりオープンな造り、湯も透明なので、女性にはややハードルが高い混浴かもしれません。以上、静かな川沿いにあって、掛け流しの家族風呂も大きめだし、のんびり宿泊するのにいい宿だと思いました。 <2001.7> |
中川温泉は、信玄の隠し湯として知られる、神奈川県の西の山中、丹沢湖の北にあるまさに隠れ里というイメージの温泉地です。信玄が北条氏康との合戦の後に兵士の傷を癒したとされる歴史ある温泉地ですが、その湯はアルカリ性が強いため、傷に効くだけでなくお肌つるつるの「美人の湯」とも知られています。 ぶなの湯は、そんな中川温泉の真ん中に立つ、1997年に出来た町営の日帰り温泉施設です。道から少し川沿いに降りた所にあって、山小屋風の外観の施設には、浴場と休憩室とちょっとした売店があるだけで、非常にシンプルな施設ですが、全体的に広々していてゆったり休憩する事ができました。 |
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浴室内にはシンプルな内湯と洗い場、その横の岩風呂風の小さめ露天がありますが、大浴場と小浴場が日替わりになっていて、大きさはかなり違う様子。どちらも大きな窓ガラスから光が差し込む明るい浴場で、川が見えるというわけではありませんでしたが、十分気持ちが良かったです。お湯は、無色透明の強アルカリ性、肌になめらかです。地元の人によると、ここのアルカリが一番濃い、とのこと。さぞ地元の人で混んでいるかと思いきや、週末のほんの一時以外は割りと空いているようです。私は週末の午後に行きましたが、特に混んでも空いてもいない、ほどよいお客さんの入り状況でした。 | |
以上、川ぞいにあって雰囲気もよく、ドライブ中などに使いやすい日帰り施設でした。食堂はありませんが、畳敷きでごろごろできる休憩室は持ち込み自由なので、気軽に休憩するのに便利です。 <2001.7>
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