東尾垂の湯(ひがしおたるのゆ)は、藤野町に平成15年11月にオープンした日帰り温泉施設です。 津久井郡第1号の源泉かけ流しの施設として知られており、近所に建つ清伸会ふじの温泉病院(旧「真愛病院」)が経営しています。 東尾垂の湯の名前の由来は、富士火山帯の東端最終地点に位置しその地名を藤野町の「尾垂(おだれ)」と言うことからだそう。 また、藤野にはいくつかの日帰り温泉がありますが、経営母体が病院だからか清潔感のある造りでここが一番新しくきれいだと思いました。コンパクトな建物の1階に浴室や食堂、2階には休憩広間があり、マッサージも頼めます。 |
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天井が高く開放的な造りの館内には、レストランや休憩室、ラウンジ(左写真)などがあります。 建物は2階建てのコンパクトな施設ですが、ご飯も食べれて、マッサージもあります。 べたべた和テイストな施設と違って、さっぱりとシンプルで丘を眺める広々した眺望と、明るいテラスなどが気持ちよかったです(が、実際いる年配の方々と洋風のテラスがミスマッチな感じがしなくもなかったです)。 お風呂は、内風呂が5種類、露天風呂が1つあってどれも源泉掛け流し。温泉は地中1,400メートルから湧き出る高温(44.9度)、無色透明な単純アルカリ性温泉で、個性は強くないですが、普通にいいお湯です。PHは9.7と高め、しっかりアルカリ性です。 |
浴室はあまり大きくはなく、20名入ったら結構混んでる感じがする位。内湯の浴槽3種はちょっとした温度差があるだけで、正直あまり面白みはなかったです(ひとつはジャグジーがついたけど)。割と全体的に高めの温度なので、ひとつは水風呂でもいいんじゃないかなーと思いながら入っていました。 上右写真 : 露天風呂は、特に眺めがいいわけではないですが、開放的で気持ちよかったです。 |
内湯・露天はまあよるある感じといえばそれまでなのですが、この施設の素晴らしいところはこのスチームサウナ室内にある樽風呂です! 檜の浴槽(寝湯と書いてありましたが、中に寝るには微妙なサイズ)と樽風呂が合わせて6つほど並んでいて、なんと源泉が掛け流し状態になっているのです。お湯はずっと流れているのでほとんどさら湯状態、自分だけのひとり源泉風呂、なんて贅沢な!! そんな状態なので、さぞ大人気エリアかと思いきや、何しろ源泉が高温泉で熱いので(45度ほど)誰も入れず、入ったとしても長湯はできず、結構空いていました。温度を下げるために水道もついていましたが、せっかくの源泉を薄めるのも勿体無いし、でも熱いし・・・ちょっと悔しい感じがしましたが、入った瞬間ざばーっとあふれ出る大量の源泉湯は、もったいないような贅沢のような、なんとも言えない幸せの瞬間でした。 以上、新しく浴室も狭いながら清潔感がある好印象の施設でした。ドライブ中のひとっ風呂にどうぞ。 <2006.4> |