横浜温泉チャレンジャーは、もと特別養護老人施設を地域の交流施設として改装した日帰りの温泉施設です。 はじまりは、老人ホームで寝たまま温泉に浸かれたらいいだろう、という発想で施設内で温泉を採掘、地下1500mで温泉を掘りあて、施設内で利用していたものを、一般公開用にリニューアル、2000年に一般向けにオープンしたそうです。 横浜市の北部、東京都町田市に近い大きな若葉台団地のすぐ横にあります。 近くに行けば、ささやかな看板がでているので分かりますが、建物は普通の養護施設なので見た目では温泉だとはなかなか分かりづらいです。 |
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左: 施設外観 中はやはり養護施設だっただけあって、なんとも明るく清潔、病院っぽさがただよう施設です。 コンパクトな施設の中に、男女別の内湯と貸切湯が4つ、ちょっとした休憩室があります。 お風呂は42度のジャグジーと普通のお風呂、40℃の寝湯の3つの浴槽がありました。シャワーは14本。普通の銭湯っぽいタイル張りの浴室です。 | |
露天やサウナなどはありませんが、しっかり塩味のする黄緑濁の温まるお湯で、かなりぽかぽかして熱くて長湯はできませんでした。涼むために外に休憩テラスがあるのですが、保健所の指導の関係で浴室から直接出れないようになっていてます。脱衣場を通り抜けないといけないのは面倒なのですが、保健所の指導では仕方ないですね。 |
お湯は、昔の海水が主な中性の食塩泉です。また神奈川県の温泉の中では、メタホウ酸の含有量が傑出しているのが特徴で、そのため皮膚に効くとのこと。アトピー治療で通う人もいて、そのために貸切風呂を4つも用意しているとのことでした。 左写真: これは休憩室の様子。広々としているし、畳スペースもあるんですが、微妙にくつろげないのは、病院っぽい造りのせいでしょう。壁紙の色を変えるだけでも雰囲気変わると思うのですが。 |
入り口には温泉スタンドもありました。1リットル10円です。 泉質には自信があるのか、成分表のコピーや効能などの紙を配っていました。最近温泉の全国宅配もはじめたそう、これはびっくりです!http://yokohamaonsen.web.fc2.com/main/jia.html#zhaipei 以上、町中にあって意外性のある黄緑のいい濁り温泉、かなり温まるし、常に混んでいるのも納得の温泉でした。浴室がそれほど大きくないので、空いていそうな時間を狙っていくと、ゆったり温泉を味わえると思います。 <2006.1> |