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竹野温泉は、兵庫の日本海側、但馬海岸沿い京都よりにある海沿いの温泉です。 竹野の町は、特別に何があると言うわけではない、そしてどこか故郷的な懐かしさを覚えるような小さな港町です。そんな静かな町竹野の海水浴場横の北前館。ここは「海の見える温泉レスト」だそうで、中には温泉浴場と、海産物を味わえるレストラン、特産品売り場、そして北前船の資料室がありました。 この資料室、意外にも面白い展示がありましたが、ちなみに北前船とは江戸時代に活躍した大型木造和船で、大阪から瀬戸内海を通り、日本海を経て北海道までの諸港に寄港しながら、日常の生活用品を商売しながら運んでいたそう。船の模型や浮世絵を見ながら、そんな昔の港町の様子を見た後で、その日本海を眺める温泉でゆったりできる、そんな温泉施設でした。 |
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北前館外観、海水浴場から見たところ。 すぐ横は海岸公園、１Fがお土産処と資料館になっていて、温泉は２Fにあって海岸を見渡せるようになっています。 |
 | 天気が悪いですが（日本海性気候、冬はこんな日が多いです）、広々した海岸の様子。左端に小さく写っているのが北前館です。 |
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お風呂は、銭湯風のタイル張りの浴場。城崎から、峠道を越えてわざわざ行った私は正直そっけなさにがっかりしましたが、銭湯と同じ金額400円で温泉に入れると思えば（浴槽は温泉、ジャグジー、薬草湯と3つあって小さいサウナもあります）、CPは悪くないかもしれません。 ただ、せっかく絶好のロケーションに建っているのに、造りがいまいちなのが残念。すぐ横が日本海なのに、閉鎖された浴場といった感じで近接感がないのです。ベランダに木のデッキを作るとか、目隠し用のテープをやめたりすれば、開放感のある温泉になるのに、と勝手に思っていました。 |
温泉は循環、無色透明無味でしたが、なめらかな肌触りの温まる湯でナトリウム・カルシウム塩化物泉、32℃中性です。 値段を考えれば、きれいで設備もそろっている施設なので、わざわざ温泉目的で行くのではなく、海で遊んだ後に、汗を流す用には十分有効だと思いました。 <2005.1> | |
