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城崎円山川温泉 銀花 : heavenly-spring.com

城崎円山川温泉 銀花

城崎円山川温泉 銀花
城崎円山川温泉銀花は、城崎温泉から少し外れた円山川沿いにある隠れ家的温泉旅館です。
円山川温泉と名のつく施設は、この銀花と、川の対岸(城崎側)にある日帰り施設、天然湧出円山川温泉のみですが、どちらも泉質は異なります。
川と緑に囲まれた2000坪もあるらしい敷地に、モダン和風な2階建ての宿が川に沿って建っています。周りには自然以外何もなく、客室数も18と少なめで、各部屋に川を眺める檜風呂が付いている、まさに部屋の外に出ずにひっそりと篭るための温泉宿です。

★★☆
★★
★★★
★★★
★★☆

豊岡市小島1177
0796-28-3515
URL :  http://www.okamijuku.com/ginka/
入浴料金 :  外来なし
行き方: JR城崎駅下車でタクシー利用15分ほどです。車の場合はJR城崎駅より川沿いを河口方向へ10分ほど、円山川を反対岸に渡って円山川公苑のすぐ横にあります。
1. 2.
1: 客室からの眺め、右側に見えるのが各部屋についている檜風呂です。
2: 雪の日の銀花、川と反対方向を見たところ。しんしんと静かです。
基本的におこもり客がターゲットなためか、他のお客さんとあまり会わないように、館内にはちょっとした売店とお風呂、食事処と客室のみというシンプルな造りになっています。
さて、お部屋に入ってびっくり、川に面した壁は全面ガラスでその一面に川面がひろがっているのです。単に川沿いに建つ宿は山ほどありますが、部屋の中で普通にすごしていて水面が見える宿というのは少ないと思います。
あえてその景色をつくるため、部屋の入口からテラスへはさりげなく下り傾斜のある造りになっているそうです。また、同様に各部屋にある川に面した檜風呂は、お風呂に入りながらの風景が川に浮かんでいるようで素敵です。(1階より2階のお部屋がおすすめ)

左: 旅館の建物と円山川と桜。全室川に向いています(離れ以外)。
お風呂はお部屋の檜風呂(普通のお風呂で温泉ではないそう)と、大浴場に温泉の内湯と露天がひとつづつ、あとは予約制の塩風呂があります。

お湯は無色透明、循環式ですが、食塩を含む温まるお湯でした。川を眺めながらの露天、女子風呂は仕方はないとはいえ、覆いがしてあって、部屋風呂ほど眺めはよくないです。せっかく川のすぐ横なのに造りが普通でちょっと残念。
塩風呂の塩砂はきれいな白砂で独特、フィンランドからの輸入物だそうです。各席についている液晶テレビを見ながら20-30分ほどでじわっと汗が出てきたら、温泉に入ると効果的だそうです。確かに体が温まりますが、正直普通の足湯と変わらない感じなのに1500円は高いと思いました。

さて、食事ですが、朝夕とも2つある食事処でいただきます(下写真左)。
天井の高い和民芸調の食事処は掘りごたつ式で、カニや神戸牛、海の幸などを炭火焼でいただけます。きっとここの常連客は雰囲気もさることながら、このお食事が気に入った人が多いのでは、と思いました。
左: 食事どころ、掘りごたつが嬉しいです。

右: 浴衣、帯は好きなものを見て選べます。全部柄が違ってまよってしまう・・・。
以上、温泉だけの質を求めてしまえば、川の対岸の天然湧出円山川温泉の方が断然よいのですが、ここはそういう目的でなく、夫婦やカップルでしみじみと落着いた雰囲気の中、美味しい食事を食べて温泉宿に篭る時間を求めていく場所だと思います。部屋の壁一面に流れる川面の水の流れをぼーっと見ながらの贅沢な休日をすごすのにいい宿だと思いました。 <2005.3>