草津温泉といえば、「恋の病は草津の湯でも~」と歌われるほど有名な群馬の温泉地です。 温泉番付では常に関東の上位を離れることがないですが、それもその素晴らしい泉質と湯量を考えれば当然のこと。また、温泉街の中心には大きな湯畑が湯煙を上げ、その周りには旅館や飲食店が連なっています。ライトアップされた湯畑を眺めながら、浴衣で夜の温泉街を歩く姿もちらほら。また、街のあちこちに無料の公共浴場が点在しています。 その湯は、PH2前後と強い酸性で硫黄を含み、湧出量は総量毎分3万リットル近くにも及びます。 そんな日本を代表する温泉地の街西側には、源泉が湧く地帯があり、その様子を見学しながらも入浴できる素敵な露天公園がありました。 |
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湯畑とならぶ草津温泉の名所である西の河原温泉は、温泉街の西側にある、西の河原公園の中にあります。ここでは、公園内のあちこちから温泉が湧き出て小さな池や小川になり流れていく様子を、遊歩道を歩きながら観察できるようになっています。 温泉の小屋を中に入ると、500㎡もあるという露天風呂に掛け流しのお湯がたっぷりと満ちていました。さすが湯量のある草津!と感心せざるを得ません。 公園のアプローチも面白く、それだけでも楽しいピクニック気分を味わえるのですが、入口を入ると目の前にどーんと広がる大露天、本当に開放的です。 | |
洗い場はないので(水シャワーのみ)、掛け湯をして入ります。お湯は透明緑の酸性泉。とにかく広いので、源泉近くは熱くて遠くはぬるく、自由に好きな温度のところに移動できるのがよいです。山と滝と空を見ながらぼーっとするのに最高、草津にいったら是非一度は入ってほしい、名物露天風呂でした。 <2002.10>
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