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天然ラジウム 東山温泉 : heavenly-spring.com

天然ラジウム 東山温泉

天然ラジウム 東山温泉
東山温泉は、恵那、中津川から20分ほどにある、山の中の田舎風小さな一軒宿です。
周辺は、まさかここに温泉宿があるなんて思えないような雰囲気の農村と山林地帯で、アクセスの悪い山奥にあるわけではないですが、ある意味知る人ぞ知る、秘湯と言ってもいいかもしれないような環境でした。
そんな中津川のこの地帯は、ラジウム鉱泉地帯でもあり、東山温泉は日本有数のラジウム含んでいるそうです。そんなこの地帯には、同じくラジウム泉の栗本温泉、ローソク温泉、鬼岩温泉などがあります。

★★☆
★★★
★★☆
★★☆
★★★★

恵那郡蛭川村一ノ瀬
0573-45-2526
入浴料金 :  500円
行き方: JR恵那、中津川駅からタクシーで約20分(送迎可、要予約)。車なら恵那ICから恵那峡、下呂方面へ約20分ほどです。
何もない山道を行った奥、小さな集落にあるほのぼの系小旅館、一軒宿です。
上左写真: 建物外観、民家をどんどん増築していったような作りで、田舎風と謳っているのも納得がいきます。
上右写真: 内湯の様子、お風呂は男女別の内湯がひとつづつあります。

おじいちゃんの家に遊びに来た、といった感覚で入口を入って受付奥の浴室へ。泉質はラジウム泉ですが、無色透明の周辺の他温泉と違って、鉄分も多く含まれているそうで、しばらくすると赤茶色に変化するそうです。湯触りはちょっと酸性でさらっとしています。この周辺のラジウム泉は濃いながらも湧出量が少ないのですが、この施設は比較的多い20リットル/毎分がそのまま湯船に流し込まれています。ただ、やや塩素っぽい匂いがしたのが残念でした。小さな浴槽(定員3名ほど)なので、たまたま手が滑ってちょっと入れすぎたとか、もしくは朝一番に入りに行ったので、浴室掃除の直後だったのかもしれません。とにかく、お湯自体はとても気持ちのよい温泉でした。

以上、知人の家のお風呂を借りてるような(借りるタオルもみんな柄違いの家庭用タオルだし)、そんなほのぼの系のお風呂でした。農村外れにあって、宣伝もせず、ただ口コミでその泉質のみを求めて来る人を迎え入れている隠れた宿、日本にもまだまだ知られていないお風呂があるんだな、としみじみしながら帰ってきました。 <2004.7>