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会津、芦ノ牧温泉は開湯から千数百年以上の歴史をもつといわれる渓流沿いの温泉地です。街道が通るまで山の中にある所謂アクセスの良くない秘湯でしたが、戦後に国道が通って温泉街の旅館が高台に移って、今の形になったそうです。 高台に温泉旅館が何軒か集まった形の静かな温泉地の端に建つ、芦ノ牧グランドホテルは、大川の流れを見下ろす崖の上にそり建つようにあり、眺望抜群の温泉旅館です。10階建て、客室数82部屋のこの中型旅館には、宴会場やスナックなども入っていて、お風呂は内湯が男女各1、その横に、露天風呂（樽と岩風呂）がありました。 |
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ホテルの入口は４階で、お風呂は１階に下がっていきます。崖沿いに建っているホテルなので、1階に下がっても川からはまだまだ遠く、何とその高さ50mだそうです。 左写真は2つあった露天風呂のうち崖を見下ろす岩風呂。もうひとつ内側に樽風呂がありました。また、内湯はよくあるタイル張りの大浴場です。 お湯は無色透明のつるつる湯、本当に肌がつるつるする（酸性湯のきしきしつるつる、というのは違う、乳液をつけたときのようなぬるぬるつるつる感）ですてきなお風呂でした。泉質は、カルシウムナトリウム・一硫酸・塩化物温泉、加水・加温なしで60℃の源泉を冷まして適温にしています。 |
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暗くて少し分かりにくいですが、露天からの眺め 遠く下に大川が流れています。高所恐怖症の人は見下ろすのが辛いかも。夜はライトアップされていてきれいでした。 以上、雰囲気は別に普通のありがちホテルですが、渓谷沿いの眺望とつるつる湯が楽しめる、お風呂好きが気軽に泊まるにはいい温泉ホテルでした。また、料理自慢の宿、と名乗っていますが、私が泊まった時点では特に記憶に残るほど料理が美味しい、という感じではありませんでした。その後プランなどが変わったのかもしれません。 <2004.1> |
