新玉川温泉は、その名も有名な玉川温泉の横にある、新しくできた温泉施設です(お湯は全く一緒とのこと)。玉川温泉と同じ経営・同じお湯の湯治向け宿で、玉川は混んでいたので、こちらに入浴しました。 玉川温泉といえば、その放射線治療が有名で、病院の治療に疑問をもつ患者の人が集まるらしく、地元の人に言わせれば、あまり楽しい場所ではないそうです。確かに施設前の道路にキャンプをしている車がずらーっと沢山並んでいました。毎日宿泊はできないけど何とか毎日入浴したい、という人たちが道路に長期宿泊しているのでしょう、ちょっと独特な雰囲気でした。 |
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写真は玉川温泉を上から撮ったところです。ぶなの森に囲まれた渓谷にあります。 建物は宿というよりは医療センター的な雰囲気が漂っています。バリアフリーな造りで手すりなど完備、長期滞在者が多いのでこれが格好の洗濯干し場、タオルかけになっていました。 |
大浴場は木造で、天井が高くて広々、青森ヒバの香りがよかったです。まるで温泉体育館的な雰囲気です。 もちろんお湯も最高に強い!とにかくすごい酸!ちょっとした傷でもしみるし、お風呂の中で肌をこするだけで、そこからぴりぴり染みて痛い痛い!こんな温泉は初めてだったのでびっくりしました。草津なども強酸ですが、ちょっとここはまた別物です。味も恐ろしくすっぱくて、薄めるとレモン水の味がしました。 | |
さすが玉川温泉、とつくづく感動。強力なお湯に喧嘩をうられるような体験したい人には是非おすすめしたい、地球の力ってすごいなーとしみじみするお湯でした。成分表はこちらへ。 とにかくこんなにしみる、入るとぐったり疲れる湯はそうはないです。 放射線が出る特別天然記念物の北投石の岩盤浴もあるし、本当に癌に効きそうな温泉ですが、それゆえにちょっと悲壮感が漂う、独特の雰囲気はあまり観光うきうき状態で入ると浮いてしまうかもしれません。観光で泊まる宿ではないですが、ただひたすらに温泉の質のみを求める人にはお勧めしたい温泉でした。 |