Termes Montebrioは、Barcelonaの南130kmに位置し、美しいビーチのあるCabrils、Salouの近く、Daurada海岸のMontbrio del Campに位置するスパリゾートです。 リゾートはスペイン東海岸、バルセロナから約1時間のReusの駅から車で10分ほど、周辺には何もない長閑な田舎にぽつんとあって、広大な敷地内に色々な施設、ホテルとスパだけでなく、大きな会議やパーティを行う用の展示場棟などがある一大施設です。 ちなみにここのスパ、数ある有名スパを抑えて2003年のヨーロッパSpa大賞を受賞したそう。それを聞いて是非行かねば!と思ってはるばる行ってきました。 |
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淡いピンクと白を基調にした外観の展示会場、その前には大きな池と噴水が。 敷地内も全体的にスペインらしさが漂っていて、建物がパステル調+緑が茂りまくる庭園など雰囲気はとっても南欧リゾート。 左下の写真のような大きなチェス版があったり、噴水や池があちこちにあって、そんな敷地内を散歩するが楽しかったです。 |
![]() | ![]() | 右の写真はSpa棟の入り口のモザイク、バルセロナのグエル公園を思い出すような造り、とにかくスペインのリゾートにいるんだなーとあちこちで実感できます。 |
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写真の左奥、かわいらしい形の小さな塔が見える建物が、スパ棟です。 手前の建物はレストラン、あちこちに花や果実が実っていて素敵、結婚式場としても人気があるようで、なるほど納得です。 ![]() |
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左はスパの入口ホール、なんとも重厚な造りです。 受付のお姉さんはにこやかで英語もでき、とても気持ちのよい対応を受けられました。 ただ、やはりここはスペイン、昼は開いていないのです!ここまでシエスタブレークがあるのかとちょっとびっくり。(午後の再オープンは16:30~) ちなみに、このAquatonicだけでなく、ホテルのプールもあるそうですが(こちらは昼も開いている)、両方入場だと41ユーロと高いし、そちらは普通のプールとサウナだけと言うことで、Aquatonic Spaが開くのを待つことにしました。 |
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スパに入ると、きれいなロッカールームで、水着+バスローブに着替えます。 温泉プールエリアは↑の通り、広い屋内エリアに6つのプールとサウナがありました。 ![]() |
プールに入るには、フロントでバスローブなどと一緒にわたされる帽子をかぶらないといけなくて(かぶってないと監視員に注意される)、みんなビキニやかっこいい水着できてるのに、小学生みたいな赤白帽をかぶっている姿はとてもおかしかったです。(右写真) 温度は全般的にぬるめ、36℃前後でじっとしてるとちょっと寒くなってきます。一番温かかった洞窟風呂とサウナで温まりつつ、ぬる湯でジャグジーに打たれつつ、という交互浴をしていました。お湯はやや緑色っぽく、特に匂いはなく、プールなので仕方ないのですが消毒している感が多少感じられました。あちこちにいろんな形の打たせ湯があって、それは面白いなと思ったのですが、それ以外はごく普通のプールだったので、このスパが大賞をとれたのも温泉プール施設がよいというよりは、美容系のメニューが豊富なことによる評価だと思います。(マッサージやエステだけでなく、医療行為的な美容整形までやっているそうです) |
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洞窟風呂の様子 Aquatonicのひとつの売りである洞窟風呂は、あくまで作り物で、岩などはもちろんハリボテ風、日本の色々な施設の本物に近い義岩を見慣れているせいか、正直ちょっとちゃちに見えてしまいました。ただ、唯一温かいと思える浴槽があったので、そこでのんびり浸かっていました。 他にトルコ風呂もありましたが、日本のスチームサウナ以上にぬるかったです。 |
以上、施設全般において、とても雰囲気がいいスペイン風リゾートでした。ただ、スパ施設に関してだけ言えば、色々なお風呂やメニューを作っている努力は素晴らしいのですが、やはり温泉先進国ドイツやイタリアに比べると、まだまだな感じはしなくはありませんでした(スペインでは温泉に行く事はあまり一般的ではないので仕方ないとは思いますが)。とはいえ、本当に雰囲気はよいし、海やバルセロナも近いとあって(海岸まで6km)、温泉目的というよりは、のんびりスペインリゾートを満喫しに来るにはいい場所ではないかと思います。特に隠れ家的リゾートでのんびりしたいハネムーナーなどにはお勧めなリゾートでした。
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