ブダペストの温泉施設のひとつ、ルダシュ浴場は王宮のある丘の麓にあります。同じく中心街にある公共浴場、セーチェニや、近くにあるゲラートの豪華な施設に比べるととっても質素、建物もちょっと古くて暗いイメージです。 ここには、オスマントルコ時代に造られた本格的なハマムがあると聞いて楽しみにしていたのですが、なんとトルコ風呂は男性専用とのことで、仕方なく女性が入れるプールだけ入ってきました。(そういえばここはゲイの発展場?のような所だったと噂に聞いたことあったような) ちなみに、2005年に改装工事を終えて、曜日と時間限定で女性もトルコ風呂を使えるようになったそうです。 |
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1: ルダシュの後ろに聳える王宮の丘、ここからの夜景は最高です。 2: ルダシュ浴場外観。これは改装前に撮ったので、もしかするともっときれいになっているかもしれません。 |
公共浴場の仕組みは他の施設と同様、デポジットを払って後から差額を返してもらう形になっています。 施設の造りも、根本は他施設と一緒で、温泉浴場と温水プール、サウナなどが分かれてあります。今回は残念ながら、温水プールとサウナのみの利用になりました。 |
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3: フロントロビー、カフェやちょっとしたスナックを売っている売店もあって、 おじ様方の憩いの場になっています。 4: 大きな温水プール、横にぬるいサウナもありました。 |
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公式サイトによると、ルダシュの温泉エリアには、16、28、30、33、36、42℃と6段階もの温度の浴槽があるとのこと。ヨーロッパにおいて42℃の浴槽があるというのは非常に珍しく、温泉好きの国ハンガリーならではだなと思いました。(42℃というのは、皮膚感覚の違う38℃が適温の欧米人にとって、日本人の45℃位の感覚です。ハンガリーには江戸っ子的なあつ湯好きがいるようです) ハマム独自のクーポラ天井から光が射し込む造りなどはそのまま残しつつ、施設としてはきれいに生まれ変わったルダシュ、是非また体験しに行かないと、と思っています。 <2004.3> |