Zsorifurdoは、Mezokovesed駅から4kmほどの町郊外にある、大きなスポーツ公園の一角にある温泉施設です。 Mezokovesedは、マチョー地区にあって、その華やかな刺繍の民族衣装と温泉で有名な小さな町です。同じく温泉と赤ワインで有名なエゲルの町より20kmほど東にあり、ブダペストからは130kmほど北東のスロバキアのKosice方面に向かう幹線上にあります。 駅からの温泉までのバスは一日数本しかなく、私のたどり着いた夕方にはもう最終バス終了後だったので、仕方なくヒッチハイクで行くことになりました(タクシーならワンメーターほどの距離ですが、小さな駅なのでタクシーを見つけるのは難しいです)。車なら駅から数分、あっという間でした。 ![]() |
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1: 施設外観、広い公園の中にぽつっと建っています。 2: 素晴らしい色の湯が楽しめる屋内浴槽、写真にきれいに写らなくて残念です。 |
施設周辺には、入浴施設の他に、夏やっているであろうプールやスライダーのようなウォーターパークのような物があって、宿泊施設も小さなホテルがありました。 上の写真は入浴施設を裏から撮ったところですが、右側に露天風呂があって、まんなかの体育館のような大きな建物の中には大きな内湯がありました。 入浴料金は2004年時点で400フォリントだったのですが、2007年には1100Fまで値上がりしていました。余談ですが、ここ数年の中東欧諸国のインフレはかなり激しく、ハンガリーは最近インフレ率が下がったとニュースでやっていましたが、それでも毎年徐々に物価が上がっています。古いガイドブックなどに載っている価格は全く参考にならないです。 |
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3: 内湯体育館の横には、露天プールがありました。やっぱりここが一番人気です。 4: 浴槽はすっかり石灰成分でぶ厚くコーティングされていました。この触り心地、幸せ!です。 |
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程よい温度の浴槽と、懐かしい硫黄の香、そしてきれいな青白い色のお湯は、ちょうどここに来る前に行った、福島県の高湯温泉に似ているなと思いました。それに加えて、石灰成分の析出が素晴らしく、とにかく浴槽がすべすべにコーティングされていることに感動しました。成分表を見ると、やはりカルシウムと炭酸イオンが多く含まれていました(近くのタポルツァ温泉は鍾乳洞の温泉だし、エゲルサローク温泉も同様に石灰棚が出来るほど炭酸カルシウムが豊富なので、ここらへん一帯は石灰地帯なのだと思います)。 また、硫黄と炭酸ガスも含まれている湯は、とにかく温泉味たっぷりで素晴らしく、ヨーロッパ5本の指に入ると思いました。本当にヒッチハイクしてまできて良かった(ちなみにもちろん帰りもバスはないのでヒッチ帰りでしたが)いい湯でした。早い時間ならバスが出ているし、鉄道もそれなりに本数があってアクセスは良いほうなので、気軽に本格的な温泉を楽しめる、お勧めしやすい施設だと思います。 <2004.3> |