Cegledは、首都ブダペストの南東72kmにある中都市で、高速4号線や電車も通っているため各地へのアクセスの中継地点になっています。 特に有名な観光名所などがあるわけではないですが、町の中央には広場や公園がある落ち着いた町並みで、ブダペストの雑踏に疲れた後にほっと一息つける、そんなほどよい規模の町です。 そんな町の郊外に新しく出来たセグレッド・テルマルスパは、地元密着型レジャースパで、19,000平米という広い緑の公園にプールが広がっていました。駐車場も広々です。 ヘルスセンターに屋内プールやサウナ、マッサージなどが受けられるコーナーがあり、開館時間前にはおばちゃんおじちゃんたちが入口に20人ほど集まっていました。どこの国もお年よりは早起きですね。 |
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1: センター入口、新しいのできれい&明るい予想外に凝った造りの施設でした。 2: 屋内プールは3つ+子供プールで、3つのうち2つが温泉、残りが普通のプールです。 これは普通のプール、やはり温泉の方が人気なので、すいていて悠々と泳げます。 |
入口のフロントで入場料を払い、ロッカー入口のカウンターで鍵をもらって水着に着替えます。 ロッカーは普通でしたが、着替えのためのブースが広々していて新しく、気持ちよく使えました。 早速屋内プールへ、プールは3つと子供プールが1つあり、そのうちの2つが温泉を使っています。やはり温泉の方が断然人気で、オープン直後に入ったのですが、沢山のお年寄りたちが既に井戸端会議を繰り広げていました。 日本の静かに入る温泉と違って、ハンガリーでは温泉プールは、ある意味社交の場といった感じがあります。 |
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3: 温泉プールの周りにずらーっと並んで各グループで井戸端会議。 4: 黄色い湯に、茶色の湯の花が底にたまっていました。 5: 屋外の様子、芝生や花がきれいな公園に、子供が喜びそうなプールが色々。(夏のみ営業) 6: セグレッドの町の教会、前にはのどかな公園が。 7: セグレッドのセンター近くにあって、安く泊まれたホテル、3,000円ほどでバストイレ付き。 あちこちユーロになって物価が上がっている中、まだヨーロッパにこんな宿があるんだー、 とちょっと感動したので宣伝まで。 8: みんな半身浴でながーく語っています。平和だなー。 |
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温泉は、黄色く透明で、塩化ナトリウムや炭酸が含まれる柔らかい湯でした。底に茶色い湯の花がふわふわ見られ、2つとも38℃ほど。せっかく2つあるんだから温度違いにしてくれればいいのに・・・と思いつつまったりしました。 成分表はこちら。 この湯は15年ほど前に採掘され、地下1,000mから54℃の湯を汲み上げているそうです。ちなみに、このヘルスリゾート計画には地方政府が25億も投資を決定したそうで、そんなにすごい施設だとは思わなかったのですが、これからも休暇村のような物を造っていくそうです。 新しくきれいな施設とお肌がすべすべするような柔らかな黄色い湯は、ふらっと寄ってひと浴び、休憩するには丁度良いのではと思います。まだプールとその周辺サービスしか出来ていなかったですが、マッサージや各種セラピー、レストランやジムもあり、アクティビティなどもどんどん充実してくるようです。そんなサービスが、緑や花がきれいな公園で受けられるとあっては、ブダペストから気軽に来れる距離でちょっと週末家族レジャーしたい、という時に便利な施設だと思いました。 <2006.9> |