ソラリスリゾートは、シベニクの町郊外のビーチ沿いに広がる一大リゾートです。 シベニクはクロアチアのアドリア海沿いのほぼ中央に位置する歴史ある港町で、ユネスコの世界遺産にも登録されている聖ヤコブ大聖堂など、中世の町並みが残る旧市街があります。また海沿いのマリーナには白いヨットが並び、遊歩道沿いには雰囲気あるオープンエアのレストランが並んでいたり、散歩するにはちょうど良い大きさの雰囲気よい町でした。 そんな旧市街から7kmほどの地点に広がるソラリスリゾート内には、ホテルが4軒とレストランやバー、ウェルネスセンター、プライベートビーチ、プールやテニス場、ボウリング場、マリーナなど娯楽が色々詰まっています。大型の観光バスもついていて、各地からのツアーの中継地になっているよう、また、近くにあるクルカ国立公園へのツアー、ダイビングツアーなども用意されていました。 ![]() |
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1: ザグレブからの高速、内陸の道からアドリア海沿に向かう峠道の眺め。 石灰地形+内海が本当に美しいです。 2: ソラリスリゾート内、Hotel Ivanの外観。海岸沿いにプールがあります。 3: 微妙に広かった部屋、シンプルで全室テラス付です。 なぜか洗面台が2台並んでいるなど不思議な造りでした。 4: ホテル横の海岸、アドリア海はとってもきれい!だけど9月は既に水が冷たかったです。 5: 朝食ブッフェは、パン・ハム・チーズ・フルーツ・卵のみ、とは言えそれぞれの種類が多くて楽しめました。 |
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リゾートのちょうど中央らへんに建つスパは、入口は簡素でスポーツジムのようでした。 (ちなみにスパは、ホテルイワンにつながっているとのことで、いくつかあるホテルの中でホテルイワンに宿泊しましたが、06年9月現在行き来はできないようになっていました。) 受付でロッカーの鍵をもらって、男女別の更衣室(ロッカーと更衣ブースがある)へ。そこで水着に着替えて、屋内プールへ向かいます。 大きな体育館といった広々天井の高い部屋に、きれいな緑色の湯がはられたプールが5つ、段差のある雰囲気のよい造りになっていて、その向こうにはアドリア海が見えるようになっていました。温度は22~37℃ほど。お風呂的に温まる~、という感覚ではなく、プールで泳いでから肌温よりやや温かい湯でくつろぐ、という感じでしょうか。とは言え、37℃浴槽のジャグジーにあたっていると、結構ぽかぽかしました。 |
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6: 屋外のテラスにあるプールは普通の冷たいプールです。秋冬はまず使えないでしょう。 7: 手前が一番人気の37℃浴槽、やっぱりみんな温かいのが好きですね。 (欧米人にしてみれば37℃は日本人の39℃位の適温です) 8: 室内からのアドリア海の眺め、寒くて外で泳げない秋冬はここから眺めるのがいいかもしれません。 9: とにかくきれいな湯色、着色しているわけではないと思いますが、浴槽の色の関係か、 それぞれ微妙に色が違っていてグラデーションが素適でした。 |
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ここの湯は、温泉ではなく海水を温めて使っています。日本は海に囲まれているので、海水と聞いてもありがたみがないですが、ヨーロッパの人にとって海水を使ったタラソテラピーは温泉スパ並に人気です。実際に成分も単純泉のような温泉よりミネラル分が多く、肌に効果が出やすいという説もあるほどです。(よく水虫は海岸を裸足で毎日歩くとすぐ直る、とか言いますよね、それも海水の効果だと思います) とは言え、わざわざ海水に浸かりにここまで日本から来るか?と思うと微妙ですが、アドリア海沿のドライブの途中に泊まる場所としてはお勧めできるリゾートではないかな、と思います。 (クロアチアの温泉は、ほとんど首都周辺の高原地帯に集まっていて海岸沿には出ないのです。ちなみに宿泊はホテルイヴァンで、1泊朝食付16000円/部屋でした。) 特に、首都ザグレブから世界一ロマンチックな町、アドリア海の真珠という別名を持つ世界遺産の町ドブロヴニクに行くちょうど中間地点にあって、もちろんシベニクの町自体も世界遺産の聖堂があってとても素適なので、立地的にとても使いやすいリゾートだと思います。どこも眺めがよく、ロマンチックなアドリア海沿道と一緒に楽しみたい、クロアチア風のお手頃なリゾートでした。 <2006.9> |
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