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忠義堂公共浴池 知本温泉 : heavenly-spring.com

忠義堂公共浴池 知本温泉

忠義堂公共浴池 知本温泉
知本温泉は、台東のすぐ南にある日本統治時代より開発されていた歴史ある温泉街です。昔から知られていたこともあって、日本人にも人気があり、研修旅行やツアーの中継地として日本人団体客が訪れたりもしています。まるで日本の温泉地のような雰囲気です。
温泉街は知本渓沿いに広がっており、なんとなく箱根を思わせるような、落ち着いた雰囲の中、大型ホテルやレストランが並んでいます。
そんな温泉地のちょうど中央にある忠義堂公共浴池は、地元密着型のしみじみ公共浴場でした。野天や地元民専用風呂好きにはたまらない雰囲気ですが、お風呂はきれいでないと・・・という人には、旅館の日帰りを利用した方がいいかもしれません。

★★
★★★

★☆
★★

台東縣卑南郷温泉村龍泉路
入浴料金 :  無料(寄付)
行き方: 台東から電車で約10分ほど、温泉街までは駅から車で10分ほど、タクシーもしくは送迎バスで行けます。
日本統治時代より開発されていた温泉街の様子、緑がきれいです。
写真上右: 雰囲気ある町並みにある、メイン通りのマンホールのふたはやっぱり温泉マークでした。
忠義堂は、川沿いに細長く広がる知本温泉街のちょうど真ん中らへんにあります。
メイン通りから少し川側に入った所にあって、知らなければ、普通の廟でないかと思ってしまうような外観。聞いてみたら、やっぱり三国志の関羽を祀る廟だったそうです。

そんなわけで、入浴料は寄付、赤い箱に各自寄付してから勝手に入浴する形で、特に受付などはありません。大体10~20元入れるのが相場のようです。
廟を通り抜けると、裏には浴室が並ぶ建物が。コンクリ造の建物は、古いアパートのようで、19の個室がずらーっと並んでいました。
ちなみにここの湯は無色透明、泉質は炭酸水素ナトリウム泉で、泉温は最高で約95度もあるそうですが、普通のなめららかなお湯でした。
各部屋は昔懐かしい昭和初期?な雰囲気、日本でもあっただろうタイル張りの浴室で、浴槽とひねると温泉がでる蛇口があるだけの簡素な造りです。扉を閉めれば、田舎のおばあちゃんの家に来たようなタイムスリップ感を味わえます。閉め切った浴室に、熱い湯の湯気がもうもうとたちこめる贅沢なお風呂です。
ただ、正直あんまりきれいではないのと、明かりがなく薄暗いので、きれいなお風呂を好む人向きではないかもしれません。ただお湯は出放題、好きなだけ温泉を個室で楽しめるので(無料のようなものだし)、ふらっとちょっと寄るにはいいのではと思います。まわりはほとんど地元の年配者のみでした。
おまけ: 
忠義堂公共浴場の近く通り沿いにある、大奥湾美食飯店はなかなか美味しくておすすめのレストランです。
夜になると、お客でいっぱい、野菜炒めも鍋類もどれも美味しかったし、値段もそこそこ。もうだめっってほどお腹いっぱい食べて1000~2000円くらいです。
そして名物は地元産の毛蟹です。
毛蟹といっても日本の物とは違い、はさみの所にだけふさふさの毛が生えているのです。(左)
こんな不思議な毛の生えている蟹は初めてみたので早速オーダーしてみました。体長は20cmほど、いためてしまえば毛はしなっとしぼんでしまいました。(右)
味は普通に美味しく、まあ川蟹だなあ、という感じ。蟹好きな人は是非試してください。