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關子嶺温泉 景大渡假莊園 : heavenly-spring.com

關子嶺温泉 景大渡假莊園

關子嶺温泉 景大渡假莊園
景大渡假莊園は、台湾西側の中部、阿里山観光の出発地嘉義から内陸、南東に28kmほど入った所にある、關子嶺(グァンズィリン)温泉にあります。關子嶺温泉は、日本統治時代より有名だった温泉郷で、当時の四大温泉(あとは北投、陽明山、四重渓)のひとつとされていました。
泉質はとても珍しい鉱泥濁泉。ファンゴパック(泥パック)が有名で、美人の湯としても知られています。
世界でも数ヶ所しかないという、その珍しい泥湯を求めて行った温泉地の一番奥の方に景大渡假莊園はありました。温泉街から少し離れて、緑に囲まれた静かな温泉リゾートといった感じです。

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台南縣白河鎮關嶺里關子嶺56號
06-682-2500
URL : http://www.myspa.com.tw/
入浴料金 : 350元(≒1225円)
行き方: 行き方は、嘉義駅前から中央の中山路を5分ほど行った所にある、嘉義客運中山站バスターミナルより、關子嶺行きバスで1時間ほど。1時間1本くらい出ています。
景大温泉山荘は、地球の歩き方や現地のガイドブックなどにも載っている、關子嶺温泉で一番人気のある温泉旅館です。丘の上の温泉街の奥にあって、バスの終点、嶺頂公園から温泉街を通りぬけ、あとは大きな看板がでているのでその通り進めば、徒歩で15分ほどで到着します。(温泉街の様子は、こちらへ)
豊富なスパ設備とリゾーティーな雰囲気が人気の理由で、名前から想像していたより、とても雰囲気のよい施設でした。
アジアンリゾート風、森の中にコテージが点在していて、オープンカフェがあったり、オイルマッサージなどがうけられるおしゃれなSPA棟があったり。カップルで来たらいいだろうなーという感じのホテルです。
日帰り温泉は、300元(休日400元)で夜10時までです。貸切風呂は1000~1200元/1時間とちょっとお高めですが、きれいな施設なので納得の価格でしょう。
また、宿泊は3500元位から、コテージは1棟4900元からだそうです。
フロントでチケットを買って、お風呂棟まで案内されたら、脱衣場で着替えてさっそく温泉へ。
ここはリゾート系混浴温泉プールなので、水着と水泳帽が必須です。
↑まずすぐ横には、大きなリゾーティプールが。冷たいので入りませんでしたが、暑い日は混み合いそうです。そして、奥のほうへ行くと、お目当ての泥風呂浴槽がありました。
泥湯の浴槽は3つ、43℃、41℃、39℃と徐々に下に流れるうちに温度が下がるようになっていました。
(写真の右の浴槽が高温で、左の浴槽へ流れ落ちているのが分かるでしょうか)

お湯はしっかり灰色、つるつるながら、細かい鉱物が含まれていそうな、多少の粒子を感じるようなお風呂で、泥臭いというよりは粉っぽい味がしました。

面白かったのは、泥風呂が洞窟風になっていたこと。なんともアミューズメントパークっぽくて、洞窟好きな私は嬉しかったです。
思っていたより泥の濃度は薄く、肌や水着が灰色の泥に染まるのかと思いきや普通の濁り湯と変わらなかったです。同じ温泉地でも旅館によって多少違うようで、儷景温泉会館はもうちょっと濃い泥でした。
泥湯の浴槽以外には、横に25℃の水風呂、40℃の花草風呂という薬草風呂、SPA棟には、豊富な打たせ湯やジャグジーがあり、脱衣所のある建物内にサウナが2つ、浴槽が2つ(私が行った時は檜油風呂と水風呂でした、その時によって香りを変えているアロマ風呂のようです)、浴室の2階にある休憩ゾーンには足湯がありました。
ここには、肌に塗る用の濃い泥が桶にいれてありました。さっそく体中に塗って入浴。
みな女の人は真剣にファンゴパックしていて、美への執着は世界共通だなと微笑ましかったです。
上右: もちろん私もしっかり塗りたくりました。
泥パックというと、鹿児島のさくらさくら温泉の硫黄臭のする泥を思い出しますが、ここの泥は鉱物質というか、酸やアルカリの強さは感じない、滑らかで刺激が少ないように思いました。
写真上左: 雰囲気のよい休憩室の脇に、眺めのよい足湯がありました。ここもしっかり泥湯です。
休憩ゾーンはちょっとしたカフェのようになっていて、天井が高くて気持ちのよく、のんびりお昼などが出来るようです。
写真上右: 足湯の横にあった木製イス、みんな机付で不思議な形だなーと思って中を見たら、足元に赤外線ヒーターと、足裏マッサージ用の突起のあるごろごろがついていました。これは新兵器だー!と感動していました。お茶でもしながら、足を温めてつぼ押しするんでしょう。つくづくマッサージ好きな国民だなあとしみじみ。
スパ棟には、本当に色々な種類の打たせ湯やジャグジーがありました。
台湾の人は、本当にこういう水圧マッサージが大好きで、どこの施設でも大浴場には必ず打たせ湯があります。
写真上右: 全身打たせ湯に打たれるの図、かなり強力、恐ろしい水圧で、あたる場所を徐々にずらしていかないと皮膚がやられるんじゃないかって感じの痛さでした。

以上、充実のお風呂とリゾーティさが素敵な温泉宿でした。ちなみにBGMは、ジブリコレクションのピアノ版で、なかなか癒し系でよいぞと個人的には思いました。
日帰りだけでも十分楽しめますが、気持ちのよい緑の中庭で無農薬野菜などを使ったヘルシー中華も食べれるようだし、マッサージなどのSPAサービスもあるし、宿泊しても飽きる事はない充実の施設でした。

おまけ情報: 關子嶺温泉には沢山の旅館がありますが、儷景、景大(ここ)、紅葉、統茂、仁恵の五軒以外は小さな宿がほとんど、民宿も沢山ありました。部屋風呂でなくて、きれいな癒し系大浴場を希望するのであれば、以上の5軒から検討したらよいかと思います。