Pedas Wet World Resortは、クアラルンプールの隣県首都のSerembanより約15Km行った所にあるアミューズメント系の温泉です。 マレーシアの温泉は数個インターネットで調べていたのですが、それ以外にないかとクアラルンプールのTourist Information で聞いた所、ここが一番近いよと教えてもらいました。この温泉は60年ほど前から体に効くということで知られるようになって、治療目的で訪れる人が多かったそうですが、最近はこのパークが出来たので、ファミリー層が来るようになったそうです。 行き方は、車か電車でSerembanまで行ってそこからはすぐです。電車が近くまで通っているのですが、本数が少ないそうでバス+タクシーで行くことを薦められました。 |
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マレーシアでは、温泉は「Air Panas」(Airが水、Panasが熱いという意味、つまり温水=温泉、スペイン語のagua calienteとかと一緒です)と言うそうで、ここの施設名を日本語訳すると「Pedas温泉リゾート」という感じでしょうか。 左写真は、入口正面。べたなテーマパークの雰囲気です。3月にして30度近い温度の真夏日に、子供たちはプールでおおはしゃぎでした。普通の流れるプールやスライダーのある、ウォーターパークです。 |
写真右は、リフレクソロジーウォークと書いてあるプール(足湯)、温水で底にぼこぼこの部分があって、歩行湯になっていました。 |
そんな子供向けなプール施設の端っこに、別料金で入れる塀に囲まれた温泉プールがありました。 見た目は普通の小さめプールで、イスラム系の女の人は服を着たまま、中国系の人は水着で入っていました。 温泉は、やや緑っぽく濁ったお湯で特に匂いはしませんでした。にしても、しっかりと熱くて40℃近く(湧出温度は35~46℃だそう)、熱帯の真夏日の昼間、日光の下の入浴は苦行でしかありません。 | |
熱いお湯や熱いサウナは比較的得意な方なのですが、ここは日光が熱いということもあってちょっと楽しめませんでした。夜10時まで開いているので、太陽が落ちた後が気持ちよいそうで、地元の人なども夕方から入りに来るそうです。(その割に昼でも多くの人が入っていたのにはびっくりしましたが) 成分表によると硫酸カルシウム・石灰系の温泉のようです。治療的に利用されるのも納得です。成分表はこちらへ。 以上、しっとり温泉に浸かるなら夜、ファミリーで楽しむなら昼に行くと楽しい施設だと思います。宿泊施設はなく、駐車場、簡単なカフェ、売店はあります。日本の温泉の雰囲気を求めるとちょっと違いますが、しっかりとしたお湯を楽しめるので(プールの水も温泉水を冷やしたものだそう)、気軽なクアラルンプールからの日帰りレジャーにはいいのではと思いました。 |