温泉地テコパは、ネバダとの州境に近いカリフォルニア南東部、乾燥した平原が広がる中にぽつっとある小さな町です。特に観光地化されているわけでもなく、ちょっとした集落とモーテルが数軒ある位で、正直ちょっと寂れた雰囲気が漂っていて、わざわざ外から人が来るような町ではありません。 そんな小さな町に、まるで日本にあるような、公共の無料温泉浴場がありました。日本同様、地元町民の交流の場にもなっているようです。 ![]() |
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![]() | テコパの町の公共風呂 ここは本当に日本の町営公共風呂とそっくり、州の運営による公共風呂なので無料です。やはり地元密着だけあって、いろんなルールが壁に書いてあって、それもまた味がありました。 そしてルールによると、ここは水着禁止! 男女別に分かれているので日本と同じ形式ですが、アメリカではとても珍しいことです。 |
![]() | これが内部に張ってあったルール 必ず石鹸で体を洗ってからタブに入るのが基本で、これは各国共通ですね。 また、着替え場にあった表示で面白かったのが、「サソリがいるから、靴を履くときはちゃんと靴の中をチェックしてから履くこと」というのがありました。さすが砂漠気候の土地!と妙に関心してしまいました。 |
![]() | これがホットタブ。露天になっています。 お湯は無色透明、温度は吹き出し口はほどよく40度ほど、端の方は36度くらいになっています。 奥は1.2m位の深さで、下には5センチほどの黒石がひいてあって気持ちよいです。 手すりと鉄棒のようなものがついていて、運動用なのかな?と思ったら、ハンディキャップの人用だそう、子供たちが鉄棒にぶら下がって遊んでいて微笑ましかったです。 下の写真は、このホットタブの横にあった屋根つき温プール。なぜかあまり人気がありませんでした。プールといっても、結構温度が高くてこちらもいい湯です。 |
![]() | 37度くらいでしょうか、横のホットタブから壁の穴を通してお湯が流れてくる仕組みになっていました。 ここは、24時間年中無休で空いていて、駐車場も自由に使え、無料なので特に受付もなく、誰にでもオープンになっています。その割に、多分公園局がちゃんと管理しているからでしょうか、きれいに清掃されていて、とてもありがたい浴場でした。また、日本人にとっては、男女別混浴不可の浴場で裸入浴なので、なんとも懐かしい印象を受けると思います。やや温度がぬるめなことを差し引いても、無料で気軽に利用できる浴場は、ドライブ中に通ったら是非一汗流すのに最適、地元の方に感謝しつつ、利用してもらいたいと思います。 |
![]() | おまけですが、この公共風呂のすぐ近くに、別のお風呂もあります。RV場にひとつ、INNにひとつある事は確認しましたが、もしかしたらまだ他にもあるかもしれません。 写真 : 温泉本などによく出ているDELIGHTS HOT SPAの看板、これも近くにあります。とにかくテコパの町は湯量が豊富らしいです。 |