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ホテル・ロスラゴスは、コスタリカ中部のアレナル火山地帯にある温泉リゾートホテルです。 コスタリカの首都サンホセからバスで4時間ほど北西のアレナル火山の麓にあり、活火山から流れ出る溶岩を眺めながら温泉に入れることで知られています。 アレナル火山周辺は、溶岩地帯や熱帯雨林、コスタリカ最大の人口湖、アレナル湖があり、溶岩観測や動植物観察、エコツーリツズムで栄える一大観光地区になっています。といっても、特に大きな観光施設が並ぶわけでもなく、どこか阿蘇山周辺を思い出させるような長閑な風景の中、ぽつぽつとホテルが建つ静かな避暑地といった雰囲気です。 |
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1： ウォーターバー付の温泉プール、温度は38℃ほど。 2： 温泉の小川が敷地内を流れて、プールをつないでいます。 |
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アレナル観光の拠点になるFortuna（フォルトゥーナ）の町から車で5分ちょっと、アレナル火山の南側にホテル・ロスラゴス（直訳すると、湖ホテル）はあります。宿泊は一泊朝食付で100ドル～150ドルほど、アレナルの中では中級と上級の中間といった位置づけのホテルです。 火山山麓の溶岩地帯、広い敷地内には、フロントのある入口棟、レストラン、お土産物屋やコテージ型の独立した宿泊棟が点在し、温泉プールやクロコダイル池、蝶ガーデン、乗馬場、展望所、スパ、トレッキングコースなど様々な施設がありました。広いために、コテージからあちこちに出かけるための送迎車もあります。 |
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3： 宿泊用コテージ、私の泊まったコテージ1棟には2部屋が入っていました。 4： スパがいい雰囲気、ホテルも力を入れているようでした。 5： 部屋の中、シンプルでちょっと狭め。窓の外はすぐ林になっていました。 |
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さて、このホテルを選んだ理由ですが、この地区でなるべく大きな温泉プールが付いていて、タバコンリゾートほど高くない気軽なホテル、ということで、ここホテル・ロスラゴスと、バルディが候補にあがったのですが、バルディは電話予約のみ受付ということで、海外からうまくつながらず、結果ここラゴスになった、というわけです。 その温泉プールですが、10個ほど冷たいものから38℃ほどのものまで各種多様ありました。が、日本人が納得できる温度のところは2,3ヶ所で、全般的にぬるめで、他施設同様、無色透明の中性泉です。 ディズニーランドのクリッターカントリー調の造りのプールが、温泉の小川沿いにぽつぽつとあって、外部客がいないのでどこもがらがら、のんびりする事が出来ました。 |
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6： こんな雰囲気の温泉プールが点在しています。横にはデッキチェアが。 7： こちらは冷水の普通のプール、スライダーも付いていました。 8： クロコダイル池のワニ君。私が行った時は5匹ほど見えました。 9： お気に入りの温かめ浴槽は小川の上流にありました。 周りは森で、常に謎の鳴き声（鳥なのか蛙や虫なのか不明）がしていました。 |
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たまたま私が行ったのが雨季だったため、運悪く火山は雲のきれた一瞬しか見れませんでしたが、他の日帰り温泉から見た火山よりずっと大きく、迫力がありました。乾季なら、かなり立派な火山を拝めそうです。また、温泉プールも、天気が悪かったためか、ぬるさが気になりましたが、暑い日には調度いい温度なのだと思います。 とにかく色々な施設をとりあえず作っちゃった的なホテルは、正直どれをとっても中級、中途半端感が否めなかったですが、それでも広々した敷地から見る、目の前にどーんと聳え立つ火山の眺めはよいし、日帰り温泉の料金が高いアレナル地区（20～50ドルはする）において、温泉プールも楽しめ他の施設もちょっとづつ味見できる、そういった意味ではお得な温泉ホテルだと思いました。特に自然との距離が近いせいか、他のどの施設より、鳥（虫？蛙？）の鳴き声が一番よく聞こえたのが印象的でした。 以上、温泉の質を求める人や、リゾート感を求める人には他施設をお勧めしますが、気軽な金額でどれもこれも試してみたい人にはちょうどいい、お手軽温泉ホテルでした。 <2008.8> |
